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David Gardner 『Rule Breaker Investing』 Harriman House
2026年度はあらたに(株)JRC(6224)とFrontdoor, Inc.(FTDR)の2社がメンバーに加わりました。
6224の獲得に関しては、『連続買収犯を追え! -(株)JRCの獲得 -』に書いています。あとからみると獲得のタイミングはもう少し待っておけばなあ…となっていますが、それをさておくと、その安定したリカーリング需要により産み出され続けるであろうフリー・キャッシュ・フローと、それを活用する今後のロールアップを考えると、長期的にみてよい補強だったと捉えています。
また同社の国内での顧客は、現時点ではどちらかというと斜陽産業ではありますが、それでも日本企業が持つ技術や勤勉さに円安基調が加わると、ひょっとしたら「日はまた昇る」のかもしれません。ここら辺は捕らぬ狸の皮算用ですが。
FTDRは厳密にいうと、再獲得(出戻り)になります。そのRetention Rateの高さは特筆に値します。参入障壁の確信度が高まれば、もっとポジションを拡げたいと思います。競合他社が同じようなデジタル化を行ってきたり、販売チャネルに食い込んでくるようだったら手放します。
追加獲得に関していえば、Zoetis Inc.(ZTS)と(株)MonotaRO(3064)を着実に積み上げていきました。これは『3RDMANからの手紙 FY2026 - 1』でレビューした数値によるもので、私にとっては理にかなったアクションとなります。
一方、放出したメンバーに関しては、あくまで(新規を含む)その他メンバーと比較して、確信の度合いが低かったのが原因です。たったひとつKeePer技研(株)(6036)のポジション縮小だけは昨今の日本政府の財政に関する不安から行っています。
どんなに熱をもったボールでも、冷めきった水槽に放り込むと、そのボールは冷めざるを得ません。
それで得たキャッシュはUS$MMFにしておりますが、これも正直USの財政事情を考えると釈然とはしないものの、比較した場合どちらのほうがひどいかの確度を自分なりに判断した結果になります。別の言い方をすればリスクに備えたアクションをとったまでです。
メンバーのイコール・ウエイトでの初回獲得からの保有年数平均は3.9年。計算には上記グラフで茶色の放出済みメンバーの保有年数も含まれています。最長はすでに全放出済みのMKCで10.4年、最短はFTDRで0.4年。
平均を10年にするのが(あくまで結果的にはなるものの)目標です。
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FY25の各株価のパフォーマンスは 以下の通りになります(為替考慮せず)。あくまで2025年4月末時点の各株価との比較になります。平均取得価格に対する含み損益ではありません。なお、FTDRとJRCは初回獲得時の株価との比較になります。
The bottom three performers
- (株)MonotaRO (3064)
- Tractor Supply Company (TSCO)
- Pool Corporation (POOL)
3064は主に工場用資材を卸業者・メーカーから仕入れ、ウェブサイト経由でエンドユーザーに直接販売しているeコマース企業です。ROCEは引き続き30以上を維持し、取扱商品点数も昨年対比17%増、うち当日出荷可能点数も10%増となっています。あらたなDCも北関東に建設中です。今後もしっかりHold、場合によっては追加の対象です。
TSCOは米国での田舎(Farm & Ranch)暮らしを「楽しむ」人々のニーズに応える小売店チェーンを展開する企業です。『』で確認した通り、とくにそのニッチェなエリアで構築中のMOATに衰えは見受けられないと判断します。今後もしっかりHoldです。
POOLは米国最大(=世界最大)のプール関連の卸です。B2Bで、プールの施工・メンテ業者が主な顧客となっています。現時点での米国での金利等を見ると、同社のビジネスには逆風が吹いているのは容易に想像できますが、さりとてそのビジネス自体が競合によって奪われているわけでもないので、風向きが変わるのを待ちます。
The top three performers
- (株)日立製作所 (6501)
- Frontdoor, Inc. (FTDR)
- Rollins, Inc. (ROL)
6501は、ここのところ送電や鉄道におけるサービス等が新聞等によく取り上げられています。私個人的には小型モジュール炉の記事がきっかけで同社に興味を持ち始めました。最近では家電を手放しており、いよいよ昭和の世代が思い浮かべる日立像から名実ともに世界規模の課題解決型インフラ企業に転換しました。期待を込めてHoldです。
FTDRは2018年にローリンズ(ROL)の競合でもあるサービスマスター社からスピンオフされた、ホームサービスプランを米国で提供している会社です。Retention Rateは79.2%と高く、今後はこれを維持できるかが一つの焦点となります。
ROLは、主に米国にて害虫・害獣・シロアリの防除サービスを住宅・商業施設に提供している企業です。同社は2025年度もよいROCEをたたき出しており、ロール・アップにも努めています。保有年数も10年を越えましたが、おそらく20年以上持つことになるでしょう。
The 3rd Man's Fundの資産推移は以下のとおり。なお、『FY2026 第一四半期レポート - Stage 05/40 -』に書いた通り、FY2026 第一四半期に一部取り崩しを行っています。
このままの展開でいくと、ついにポートフォリオの無回転が現実味を帯びてきました。けっしてそれが目標ではないですが、なるべく世の中の騒ぎや株価に踊らされることなく、あくまで主体的にステップを踏んでいくために、しっかりと保有メンバーの動向をみていきながら、2027年度はさらに確率的にロジカルな判断を下していこうと考えています。







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