2020年10月29日木曜日

『いざ・波』での新規投資

  タガメットとザンダックを処方した医者が、スミスクラインとグラクソの株を買っただろうか? たぶんほとんどいないはずである。彼らは石油株にでも集中投資していたはずだ。

ピーター・リンチ / ジョン・ロスチャイルド 『ピーター・リンチの株で勝つ』 三原淳雄 / 土屋安衛・訳 ダイヤモンド社

来るべき(すでに到来済み?)日本での少子高齢・多死社会を見据え、一見ネガティブに見えるその潮流を逆手にとって資産を築くことを目論んで設定された『いざ・波』ファンドで少し動きました。

2020年10月14日水曜日

老舗連続増配企業に祝福のKISSを その4 -プロクター・アンド・ギャンブル(PG)-

さて、ぼちぼちCovid-19のパンデミックの影響下での業績を報告するアニュアルレポートが出てきました。まずはプロクター・アンド・ギャンブル(PG)です。同社の2020年度の後半の2四半期はコロナ禍のインパクトを受けていますね。


PGは2014年の前半、2015年半ば、2018年前半の3回に分けて獲得しています。最後のやつは、ドクターペッパー・スナップルズ(DPS)の後釜補強の一環でしたね(参考記事『Dr.ペッパーを引き継ぐ者たち』)。

PGの株価推移(月足)。赤矢印が獲得のタイミング


ではさっそくRevenueとOperating Incomeの推移、ならびに一株当たりの数値。


数字のソースはモーニングスター


数字のソースはモーニングスター

2020年度はなかなか調子が良かったようです。

既存事業売上高は前年度比6%増とのことで、地域別にみると売り上げの約半分を占める米国で10%増。中国では+8%。Eコマースでは+40%で、売り上げの約10%を占めるようになったとのこと。

PGでは5つのセグメントがあるのですが、そこからさらに製品群を10のカテゴリーに分けているようです。その内訳は:


上記のようになります。Brandsは日本で比較的目にするものを載せました。青字は我が家にあるものです。Personal Health CareとFamily Careに関しては日本で馴染みのブランドは無いような気がします。

各セグメントの対前年度比なのですが、まず驚きなのがBeautyのNet Salesが+4%。中国本土で二けた成長だとか。北米ではMid single digitの成長、欧州、アジアでも伸びていたとか。これはマーケティングに力を入れたのと、カテゴリーの成長が主な要因。ふーむ、てっきりここはコロナ禍のネガティブインパクトをもろにくらっているものとばかり思っていた。中国ねえ・・・資生堂とか面白いかもしれないな。100株買うのがしんどいけど。

GroomingのNet salesは-2%。さもありなん。在宅勤務の巣ごもりとあれば髭は剃らない。私は子供たちを保育園に送っていく際の世間体というものがあるので(こうみえても小心者です)、毎朝律義にジレットしているのだが。

逆にコロナ禍でポジティブインパクトを受けたのがHealth Careで、+10%。とくにPersonal Health Careが+20%。これには買収したMerckの影響も一部含まれているのですが、それにしてもすごいですね。

Fabric & Home Careは+7%。為替を除くと+9%。巣ごもり需要がてきめんに出ています。ウイルスの来襲に加え、自宅での食事が増えるとなると、もちろんクリーニング剤とかのニーズも増えますね。 

あまりコロナ禍のインパクトが少なそうなBaby, Feminine & Family Careは+3%。おむつは少しマイナス。競争激化に加え、中国の出生率の低下が影響しています。翻って北米ではカテゴリーが成長していて、マイナスインパクトを軽減したとのことです。

Feminine careもLow single digitsの成長ですが、けん引したのが日本でのウィスパー(大人用尿漏れケア)の新製品

Family CareはHome Careと同様の理由で好調でした。

いやあ、PGの株式を保有しているだけで、世界のデモグラフィックな動きが把握できますね。

そしてPGは2020年度のアニュアルレポートでこう言い放っています。

2017年にこれらの10のカテゴリーを自己評価したときには、たった30%の製品だけが優位性を持っていた。こんにちでは70%以上の製品が優位性を持っている。

随分自信をつけてきましたなあ。

奇しくも2017年と言えば、『老舗連続増配企業に祝福のKISSを その3 -プロクター・アンド・ギャンブル(PG)-』を書いた年です。ふふーん、どうやらPGはダンケルクの浜辺からうまく撤退できたようだな。

***

私がわざわざ断るまでもなくPGは保有していて退屈な株式です。往々にして指数の上昇に置いて行かれます。それならS&P500のETFでも保有していた方がマシという意見があったとしても、私は深く頷きます。

しかしそれでも私はPGを選びます。

なぜなら、以前『令和の改新 その1 -始まりの終り-』に書いたように、サブプライム金融危機があり、当時IVV(S&P500のETF)や1306(TopixのETF)をたっぷり保有していた私が打ちのめされていた時、それでも目に入ってきたのがスーパーのレジの列に並んで、清涼飲料水や食料品、日用雑貨を買い求める人々だったのです。

そう、どこかの投資銀行が吹っ飛ばされようが、ニューヨークがロックダウンされようが、大統領に誰がなろうが、ひとびとは日々、髪を洗い、歯を磨き、おむつを替えるのです。これらの事実は逆風下にモノを言う。指数という正直なかなかTangibleに実感できないものよりも、モノを言う。

なので指数に劣後しようが何だろうが、んなこたあ、どうでもいいんです。どうでも・・・

アニュアルレポートより

勝っとるやんけ。

情報開示:この記事を書いている時点でPG133株保有。

このブログでのPGのその他の記事はこちら


2020年10月7日水曜日

投資家K.の四半期レポート 2020 Q3 

 基本的なストーリーはシンプルで、永遠に不変である。株券は宝くじの札ではない。すべての株券には会社がくっついている。会社はよくもなるし、悪くもなる。もし会社が前よりも悪くなれば、株価は下がる。もしよくなれば、株価は上がる。あなたがよい会社を持ち、その会社の収益が継続して増えれば、あなたの生活もよくなる。

ピーター・リンチ / ジョン・ロスチャイルド 『ピーター・リンチの株で勝つ』 三原淳雄/土屋安衛・訳 ダイヤモンド社

2020年の第三半期が終わりました。6~9月はひたすら仕事が慌ただしく、なおかつ神経を使う時期なので、正直そんなに株価を追っかけていませんでした。この3か月で我がリスク資産はどうなったのかなあ。

2020年10月2日金曜日

サードマンの収入明細(2020年9月)

 我が家の3番目のProfit Center、サードマンの収入のアップデートです。なお配当履歴のページも更新しています。サードマンの由来はこちら