「ちゃんと話すことだってできやしないんだ!」
ガーニャは、一度悪態をついて、しかもなんの抵抗も受けなかったので、ある種の人たちによく見うけられるように、しだいに自制心を失っていった。彼はもうすっかり憤激してしまって、もうすこしそのままにしておいたら、唾を吐きかけたかもしれなかった。しかし、ほかならぬこの憤激のために、彼は盲目にもなってしまったのである。
ドストエフスキー 『白痴』 木村浩・訳 新潮文庫
カトリック教会では以下の7つの事柄を罪の源としています。
- 傲慢
- 貧欲
- 嫉妬
- 憤怒
- 貧食
- 肉欲
- 怠惰
もともと若干傲慢な気質のガーニャことガヴリーラ・アルダリオノヴィチくん、上記引用の例でいくと4の憤怒の罪を犯しています。でも、彼はなんでこんなに激高しているのでしょうか?