2014年8月18日月曜日

夏休みの補習 その1

暑いさなか(といっても今年は地方によって天候が全然違っているようですが・・・)オイルメジャーのAnnual Reportなんぞを読んでいるとさすがにバテてしまった。

うだる暑さのなかで、ドストエフスキーの『罪と罰』や、高村薫の『照柿』を読みながら畳の上を汗だくでのた打ち回るというのは、正しい日本の夏の過ごし方のひとつである。

しかし汗だくでエクソンモービルのえらそーなAnnual Reportを読んでも、面白くとも何ともない。そもそも今住んでいるところは全面フローリングで、のた打ち回るにはふさわしくない。

というわけで、資源株式の調査はちょっと休憩である。しかし8月も半ばを過ぎ、9月には定期獲得を行わねばならないので、現在の獲得候補銘柄で、調査の足りていない個所を補習してみることにする。

まずはペプシコ (PEP)。以前の分析はコチラ。連続増配当株式の王道銘柄のひとつです。
稼ぎ(Net cash provided by operating activities)に対する配当&自社株買いの割合、および負債の動向です。ソースはモーニングスターのサイト。負債の単位は$Million。
2010年度から自社株買い(それ以前は調べていない)、と同時に負債増加というポスト金融危機の成熟企業の典型的なパターンです。低金利を利用しつくすぜって感じですな。次に2012-2013年度のキャッシュフローのウォーターフォール。元ネタはAnnual Report、項目は適当にまとめています。
特に引っかかるところは無し。今後も人々の喉をソーダで潤しつつ、増配当で株主の財布も潤すことでしょう。ただ、最近米国にもちょっとした文化的な変化が発生しておるみたいですね。佐久間裕美子氏の『ヒップな生活革命』(朝日出版社)が面白そうだったので、買ってきました。今度読んでみます。

次にゼネラル・ミルズ(GIS)。以前の分析はコチラ。すでに保有していますが、追加を検討中。やはり食品関連は、全般的に株高の時には有力な獲得候補です。下落に強いので、ああ、もうちょと待っときゃ利回りもっとよくなったのに・・・という後悔が比較的少なくて済みそうという消極的な理由からですが。

稼ぎ(Net cash provided by operating activities)に対する配当&自社株買いの割合、および負債の動向です。ソースはモーニングスターのサイト。負債の単位は$Million。

小心者の私だったら、自社株買いやめて負債を減らすんですが・・・まあ、私には経営センスが無いんでしょうな。次に2012-2013年度のキャッシュフローのウォーターフォール。元ネタはAnnual Report、項目は適当にまとめています。

 ヨーグルト関連の買収があって、いろいろ物入りでしたが、合併の効果、とくに業務の効率化に伴うコスト削減が今後出てくるんじゃないでしょうか。

あと食品関連ではJMスマッカー(SJM)を近々調べてみたいと考えています。例によってすっかり忘れる可能性も無きにしも非ずですが。

情報開示:GIS49株保有




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