"Thank you for the dinner and a very pleasant evening. If your car could take me to the airport. Mr. Corleone is a man who insists on hearing bad news immediately. "資源株式にとって悪いニュースを先日見かけました。2014年8月3日の朝日新聞朝刊の『年金運用も「脱CO2」』と題された西崎香氏による記事です。以下茶色の文章は全て同記事からの抜粋です。
映画『ゴッドファーザー』より、Corleone家の相談役、Tom Hagenのセリフ。ここでいうBad newsがDon Corleoneにもたらされた結果、映画プロデューサーのWaltzはちょっとした警告を受ける破目になる。
温暖化規制による化石燃料の需要減少リスクを避けるため、年金基金の投資先から石油、ガス、石炭関連会社を外そうとする自治体が相次いでいるそうです。根拠は英環境団体カーボントラッカーが〝気温上昇を長期的に2度以内に抑えるには<中略>採掘可能とみられる化石燃料の最大8割が採掘できなくなる″とした報告書とのことです。
カリフォルニア州公務員退職年金基金(カルパース)を含む大手機関投資家70団体が、温暖化がもたらす投資リスクに歯止めをかけるグループを立ち上げて、エネルギー企業にそのリスクへの備えの情報開示を求めています。
さらには投資先から化石燃料関連企業を除くよう自治体へ働きかける市民運動もひろがりつつあり、実際に米国の約10大学が投資撤収を決定しているとのことです。
年金基金は大手石油会社の株式の3割を保有しているそうなので、これらの動きはインパクトが大きいですね。
影響をうける企業として、エクソンモービルやシェブロン、BP、はては三菱商事や出光興産などが例として挙げられていました。コノコフィリップスは記載されていなかったですが、もちろん影響を受けるでしょう。
対するエネルギー企業は、例えばエクソンモービルは″世界のエネルギー消費は新興国を中心に40年までに約35%伸びる″としているし、おおむね温暖化規制が大きなリスクになるという見方に懐疑的なようです。
Polotically correctな意見 VS人間の豊かさへの希求といったところですね。さて、私はどう動くか・・・
こういう時のために投資方針が策定してあります。要はいっさいの予断を下さずに、方針に合った銘柄が方針に適った条件でそこにあれば、しっかり獲得するだけです。なんせ、昨日チャンドラーの『大いなる眠り』を読み終えたばかりでね、世間様がどう騒ごうが自身の規範に沿って動くのみって気分なんです。
読み終えて1週間もたつと、その効果も薄れるので、早いうちにコノコフィリップスとエクソンモービルを調べるとしよう。
情報開示:CVX64株保有
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