PG (Procter & Gamble Co.)
午前五時二十五分、先頭の艦が近づいた。戦艦ではない。だが、巨大な司令塔とうねり上がった艦首は、日本が誇る重巡である。鋼鉄の重量感にあふれ、黙々と南の海をきりさいて戦場に向かう姿に、マクントリック艦長はつぶやいた、「美しい、じつに美しい」。
児島 襄 (著) 『太平洋戦争(下)』 中公新書 1966年 P264PGの2013年度のAnnual reportをささっと斜め読みしました。
以下の5つのグローバル事業部(Global Business Unit)に分かれています。私も知っているリーディングブランドとともにまとめました。
- Beauty・・・スキンケア・ヘアケア・香料など。Max Factor、Pantene、SK-II
- Baby, Feminine and Family Care・・・おむつ・生理用品・ペーパータオル・トイレットペーパーなど。Pampers
- Health Care・・・オーラルケア・サプリなど。Crest、Vicks
- Grooming・・・ひげそり関連 Brown、ジレットのFusion
- Fabric and Home Care・・・洗濯や食器用の洗剤、乾電池など。乾電池!? Tide、Ariel、Duracell
乾電池のDuracellがPGというのは初めて知りました。ちょっとびっくり。
Revenueを見てみます。モーニングスターのサイトがソースです。
うーむ、頭打ちですね。
だからでしょうか、Annual ReportではProductivityの向上が強調されていました。
曰く:
- 2013年度末までにNonmanufacturingの7,000のRole(職種?)を整理した
- $1.2billionの売上原価をSaveした
- マニュファクチュアリングの生産性が7%アップした
えーと、PGの従業員の方々にはいささか同情します・・・しかし生産性が上がればCashがGenerateされる余地は増えるでしょう・・・なんか、あくどい人間になってしまった気がするな・・・。
私が今回最終的にPGを選んだ理由、それは以下のEPS、一株当たりの配当及びフリーキャッシュフロー(FCF)を見たからです。モーニングスターのサイトがソースです。
配当の安定した伸びと、潤沢なFCF。さらなる生産性の向上でCashはGenerateされ続けることでしょう。
美しい、実に美しい。
この美しさに58年連続増配の実績があるので、まあ、やっぱりPGですね。
情報開示:PG50株保有
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