黄色は新規獲得、青は放出、紫は一部放出、緑は追加獲得 |
今月は定期獲得としてホームディーポ(HD)を新規に、追加でステップ(9795)を獲得しました。一方でアーロンズ(AAN)を全放出しています。
ちなみにエマソン(EMR)は減配ではなくNISA口座から特定口座に移ったせいだと思います。ちゃんと調べていないけど。あとこうしてみるとローリンズ(ROL)は年末の特別配当を出していたっぽい。勘違いしてたかな。
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レンタカー借りて、千葉県はマザー牧場に行ってまいりました。まだコロナがここまで深刻になる前でしたが、それでも結構な賑わいでした。私は初めて行ったのですが、普段もあれくらい人が来ているのであろうか。やはり屋外が好まれているのかなあ。最近の週末は、近所の公園が子供たちであふれかえっております。
【今月読んだ本】
『マルタの鷹』は、先月読んだダシール・ハメットの『血の収穫』の余勢をかって。随分以前に読んだことがあるのですが、そのときはちっとも面白く思わなかった。今回も『血の収穫』に比べ、なんだかなあと読んでいてダルかったのですが、18章からがぜん面白くなり、読み終えたときには、成程ハードボイルド小説の名作といわれるのもよくわかると感服。
ちなみにハードボイルド小説は
彼女は痛みから逃れるように、スペードの腕から身をふりほどいた。「やめて、お願い。あたしに触らないで」とぎれとぎれにいった。「わかっているの・・・・・・あなたがやったことは正しいって。でも、いまはあたしに触らないで、いまは」
ダシール・ハメット 『マルタの鷹 〔改訳決定版〕』 小鷹信光・訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
と言われてしまう人物たちが織り成す物語を描いたものなのです。
『鍵のかかった部屋』は、久々のポール・オースター。ちょっくらハメットのサンディでドライな物語に疲れたので趣を変えました。また季節の変わり目、とくに春は、オースターが書くような少し存在が揺らいでしまう小説を読みたくなるのもあります。原題は『The Locked Room』。 ロック・ダウンされた状態で読むと、またよろしいかも。
ちなみにピンカーの『21世紀の啓蒙』の下巻も、ちびりちびりと読んでいます。現在の状況下で読むのも、なかなか乙なものですね。
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在宅勤務が延長となっています。『いささかマズい展開・・・サードマンの収入明細(2020年2月)』で書いたように最近はバーボンにはまっていて、在宅なのをいいことに午後4時ごろにはチビチビとやり始めます。言わせてもらうと通勤時間が削減されているので、このくらいの時間でほぼ肝心な仕事を終えていないとだめなのです。たとえ素面でも、午後4時以降に頭を使うような仕事をやっているようでは失格です。
部屋に西日が差しこんでくるようになると、私はBOSEのコンパクトなステレオに電源を入れ、チャーリー・ヘイデンのCD『STEAL AWAY』を差し込みます。彼の奏でるベースの音色をハラで受け止めながら、バーボンをのどに流し込む。独特のコーンのあまさを楽しみながら2曲目の『NOBODY KNOWS THE TROUBLE I'VE SEEN』がかかるころになると、おお、目の前に古き良き時代のケンタッキーのフィールドが拡がります。
たとえアナタが東京都葛飾区に在住であろうが、香川県小豆島の出身であろうが、生まれてこのかた埼玉県から出たことがなかろうが、琥珀色の液体の向こうに、あの懐かしきコーンフィールドを望むことができます(ちなみに私はケンタッキー州に足を踏み入れたことはない)。
『DANNY BOY』(これ、もとはアイルランド民謡やけど)が聴こえてくるころには、そのフィールドから吹き付けてくる心地好いそよ風を頬に受け止めていることでしょう。ひょっとしたらEase his painという柔らかなささやき声が聞こえてくるかもしれません。
そして最後の『HYMN MEDLEY』までくると、たとえアナタが高野山の修行僧だとしても、「復讐するは彼にあり」の心境に達することでしょう。
ただし、パソコンで聴いてはいけません。ベースの音が全然響いてこない。それなりのオーディオで愉しみましょう。
在宅サバイバル・キット |
というわけで、午後4時を過ぎると、たとえロックダウンされていようが渡航禁止になっていようが、わたくしはここにはいません。遥かなるケンタッキーの草原をただよっている次第でございます。
マズいよな、やっぱ。誰か「そんなことはないよ」と言ってくれ。
情報開示:酔っぱらったので、とくになし
サードマンの収入明細の履歴はこちら。
四の五の言わずに魂で聴け。
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