2020年6月4日木曜日

サードマンの収入明細(2020年5月)

我が家の3番目のProfit Center、サードマンの収入のアップデートです。なお配当履歴のページも更新しています。サードマンの由来はこちら




黄色は新規獲得、青は放出、紫は一部放出、緑は追加獲得

5月もオフィスには行かなかった。世間的にはけっこう出社する人が増えてきたようですが、私は引き続き在宅がメインです。おそらく6月は週一回で出社のペースになりそうです。


もう通勤なんてやってられませんわ。



今年はあきらめの夏か?


【今月読んだ本】


 


今月はたくさん読んでしまいましたね。

奥野一成氏の本については既に書いたので割愛(参考記事『リベラルアーツとしての株式投資』)


山本潤氏の本は、ろくすけさんのブログ『ろくすけの各駅停車の旅』で紹介されていたので本屋でパラパラっとめくっていたら、



 二次情報を読むのであれば、ブロガーや投資家のツイッターや新聞記者の書いた記事ではなく、大家が書いた教科書や著名作家が何年もかけて調べた小説やドキュメンタリーを読むべきです。
山本潤 『初心者でも勝率99%の株ポートフォリオ戦略』 かんき出版

との一文が目に留まったので買いました。これがなければ買わなかった。個人的に小説(物語)や映画は、フィクションであるがゆえに物事や人間の本質を突くことができると考えています。なのでこういうことが書ける著者の株式投資の本は、読みごたえがあることが多いのです。せっかくお金払うんだから、役に立つか否かより、読みごたえがあるか否か、ですね。

同書に関してはまた今後いろいろ触れることがあるかもしれませんが、ひとつだけ。「ポアソン」の記述は非常に興味深かった。これ以上ステップ(9795)のポジションを増やすのはやめたほうがいいかな。地震、富士山の噴火、はたまたゴジラが鎌倉に上陸した日にゃ、コロナ禍どころではない。


でもそんなことが起これば、9795だけでなくほとんどの日本株式がすごいことになりそうではあるけど。


『超予測力』は面白かったですね。非常に印象深かったのは、特定の思想信条に固執する専門家・評論家である「ハリネズミ」タイプ(日々マスコミとかで幅を利かせている人々)が声高に述べている予測は、



要するに答えではなく、問いかけなのだ
フィリップ・E・テトロック&ダン・ガードナー 『超予測力』 土方奈美・訳 ハヤカワノンフィクション文庫

という箇所です。


例えば、「このまま国債を発行し続けると日本は破綻する」と誰かがおっしゃったとすると、それは予測ではなく問いかけと受け取ったほうがいいです。それを受けて各位が問いかけを取捨選択のうえ、自身に生かせるよう予測を研ぎ澄ませてアクションにつなげるのがいいんじゃないかと私は考えます。


ちなみに「専門家の予測精度はチンパンジーのダーツ投げ並み」という言葉は、もともと同書の著者のチームの研究結果をうけて生まれたジョークとのことですが、その著者自身曰く、ことはそんなに単純ではないそうで。どうやら「チンパンジーのダーツ」を振りかざす人々は、彼ら自身が「ハリネズミ」タイプなのかもしれません。
いや・・・単なるコピー&ペースターズかな。

『八月の光』は、読みごたえがありました。その分厚さから八月くらいで読み終えるかなあと思っていたのですが、わりあい一気に読んでしまいました。いずれ再読することになるでしょう。


数年に一度、私は無性に金田一耕助に会いたくなります。というわけで『獄門島』。これ、よかったです。良質の推理小説特有の深い余韻を味わいました。


でも思うのですがこの名探偵、謎は解くけど犯罪抑止力という意味ではあんまり役に立っておらん気がする。犯人が(金田一氏の目と鼻の先で)殺したかった人間を全員殺し終えたころでやっと謎を解き明かしたと思ったら、時すでに遅くその犯人は自殺したりしていて、し、しまったあ!とフケをまき散らかしているイメージが強いですね。一件落着の頃には全員いなくなってるやんか。


てなわけで、読書三昧の五月でした。


情報開示:この記事を書いている時点で9795 x 1,100株保有

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