イチロー選手が引退しました。
私が米国留学から帰国し、大阪の会社に就職したのが阪神大震災の年の春。もともと小学生の頃は阪急ブレーブスのファンだった私は(そう、名将上田監督が率いるチームには、サブマリン山田久志、完全試合の今井雄太郎、盗塁王の福本豊、三冠王のブーマー、マルカーノ、松永、蓑田・・・そうそうたるメンバーがいましたな)、「がんばろうKOBE」の掛け声とともに、当然のごとくオリックス、そしてイチローを応援しましたね。
当時の私の部署の年間の売り上げ目標が、翌年のイチローの年俸と同じだったのには複雑な気分でしたが・・・
それから何年か後の米国出張の際、降り立った空港の売店に、イチローが表紙のスポーツイラストレイテッド誌がズラリと並んでいたのも衝撃的でした。
その当時の同僚に、怠惰な生活の成れの果てのメタボ体形なスズキ君がいました。喫煙室で彼が太鼓腹を揺らしつつ、「オレも・・・イチオーゥ、スズゥーキィ」と吠えながらやるイチロー選手の真似がバカ受けでしたね。彼がこれをやり始めると皆で「イ・チ・オゥ、イ・チ・オゥ」と囃し立てたものでした。楽しかったな。みんな、何をしに会社に来ていたのだろう。ま、こりゃ、関係ない話だな。
ちょうど2人の子供は実家に預けていて、ワイルドワイフも友人と夕食に出かけていたので、東京ドームでのイチローの最後の試合中継は、じっくり観ることができました。
やはり痺れましたね。
開幕戦です。もちろんマリナーズもアスレチックスも本気モードです。いっさい「お約束」が入る余地はありません。そんななかイチローはバッターボックスに立ち続けます。
おそらくプレシーズン・マッチで彼は悟っていたのではないかと思います。
もはやメジャーの真剣勝負で打てる状態ではない・・・と。
イチローには、チームの東京遠征に帯同し、試合には出ず、何らかのセレモニーだけを行って華々しく引退をするという選択肢もあったかもしれません。しかし彼は真剣勝負の場で、バッターボックスに立ち続けました。
その姿を見ていると・・・「敗れざる者」と称するしかありませんね。
テレビから目が離せなかったというのは、久々の体験でした。
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発作的に、イチローに敬意を表すため構成企業を51まで一気に増やそうかと考えましたが(試合を観ながらウィスキーを飲んでいたせいもある)、なんとか思いとどまり、結局第一四半期はジェニュインパーツ(GPC)を放出しアルトリア・グループを、定期としてエマーソンエレクトリック(EMR)を、それぞれ追加獲得しただけでした。
あいかわらず一発長打より出塁率を重視しています。「フライボール革命」なんぞ縁がありませんな。
結果的にポートフォリオは、第一四半期末で以下の通りになっています。
オレンジでハイライトされているのはコア八企業、茶色くハイライトされているのがウィッチクラフト作戦による獲得企業になります。
旗艦企業にして私の投資の象徴的存在でもあるマコーミック(MKC)ですが、期の途中に株価が急落した場面がありました。しかし結局3か月で見ると、元の鞘に納まっています。
期間中The 3rd Man's Fundの資産は以下の通り推移しました。
期間中いざ・波の資産は以下の通り推移しました。
The 3rd Man's Fundより動きがない・・・というより何もしていない。
以前に勤めていた会社(連続増配のグローバル・ヘルスケア企業)のEmployee Stock Purchase Plan (ESPP)を通じて購入した株式があります。こちらはDripで自動的に再投資が行われるので、完全放置状態です。
2019年Q1はDripにより4株増加しています。
ムスメ(4歳)の教育資金のための作戦『汝の父を敬え』。こちらも2019年Q1も、一度も積み立てをSkipすることがなく無事終了しました。一方、ようやくムスコ(8ヵ月)のための2nd Front樹立の目途もっています。待たせたな同志、「秋の歌」の第一節が聴こえるかい?
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