「汝の父を敬え」作戦 －3年経過－

VITO CORLEONE:

I work my whole life, I don't apologize, to take care of my family. And I refused to be a fool, dancing on the string, held by all those bigshots. I don't apologize, that's my life, but I thought that, that when it was your time, that, that you would be the one to hold the strings. Senator Corleone, Governor Corleone, or something...

Well, this wasn't enough time, Michael. Wasn't enough time...

MICHAEL:

We'll get there, Pop, we'll get there...

映画『ゴッドファーザー』より

もう何回観たかわからない映画『ゴッドファーザー』の大好きなシーンの一つでのやりとりです。

年老いた初代ドンのヴィトー・コルリオーネ、他人に踊らされることなど、まっぴら御免だという人生を歩んできたヴィトーの本来の望みを、ワインを飲みながら自分のあとを継いだ三男マイケルに吐露するシーンです。

長男ソニーは自分の跡継ぎ、次男フレドは・・・ありゃ、ちょっとな。マイケル、おまえには堅気の世界で他人を踊らせる人物になってほしかった・・・

おれたちはやれるよ、パパ、きっと。

それ以降、マイケルはことあるごとに妻に向かって、いずれコルリオーネ・ファミリーは合法的な存在になるんだ、あと数年で・・・と言い続けます。そしてPart３のあのエンディングへと物語は進んでいきます。Speak, softly love。

***

さて、わがムスメも3歳になりました。

毎週土曜日は、水泳教室のあと、ベビーカーを押しながらプールの近所にある公園に一緒に遊びに行くのが定例になっています。

ある日のこと、その道中のコンビニでついついグミ・キャンディーを一袋買って数個ムスメに与えてしまったのが間違いで、それ以後、ことあるごとにねだってきます。イチ、ニイ、サン個まで食べたらもう食べない、ユビキリする。

拒否すると、ムスメはむっつり黙り込んで公園まで歩いていきましたが、着くや否や、パパ、かくれんぼしよう、パパ隠れて、と言ってきます。

私が適当にそこらへんに隠れようとすると、もっとちゃんと隠れて、もっと遠くに、もっともっと、とダメだしされました。しょうがないので少し距離のある木立の中に隠れます。

そーっと様子を伺い、父親の気配が完全になくなったのを確認するや否や、ムスメは一目散にベビーカーのところに駆けていきます。そしてベビーカーとそれに掛けてある私のバックパックのポケットというポケットの中をゴソゴソ漁っています。

そう、厄介な存在を遠くに追いやって、グミキャンディー目当ての情け容赦ないガサ入れを敢行しているのです。

しかしグミキャンディーは見つかりません。ムスメは2、3歩さがって、しばし全体像を確認した後、ふたたび一からポケットを漁っています。とうとうバックパックの中身を全部ぶちまけてしまいました。

ほほう、3歳になると、けっこう知恵をつけるもんだ。私は木陰に隠れたまま、その様子を見守ります。そしてコートのポケットに手をのばし、くだんのグミキャンディーを取り出して、もぐもぐ頬張ります。あまいな、これ。

というわけで、ムスメの教育資金をためる「汝の父を敬え」作戦も3年が経過しました。米国株式、（おもに）日本株式、そして全人類の未来への投資という3本柱で毎月積み立てています。

そのうち全人類の未来への投資であるユニセフ・マンスリー・サポートを除くと、累積の積立金額は119.4万円になりました（一部NISA枠使いきりのための臨時投資あり）。現在の評価額は153.5万円です。


現在の投資信託の比率は以下の通りです。

積立は毎月、米国株式投資信託（現在は楽天・全米株式インデックス・ファンド）に2万円、ひふみプラスに1万円なので、ひふみが善戦していますね。

過去3年間はおおむね株式投資には追い風が吹いていました。次の3年間はどうなるでしょう。

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果たしてムスメにはどういう人生が待っているのかな。踊らせるか、踊らされるか、踊り続けるのか。さしあたり3月に保育園で発表会があるので、踊りの練習を一生懸命やっているようです。

情報開示：この記事を書いている時点で以下の通り各投資信託を保有

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