2018年2月9日金曜日

Dr.ペッパーを引き継ぐ者たち

 「だいじなのは個人を復旧することではない。集団全体を復旧することだ」とビリー・ビーンは言明している。ジェイソン・ジオンビーをもうひとりみつけられるはずがなく、無理に見つける必要もない。
マイケル・ルイス 『マネー・ボール〔完全版〕』 中山 宥・訳 ハヤカワ ノンフィクション文庫
先日こころならずもドクターペッパー・スナップル・グループを放出する羽目になったので(参考記事:『さらば、愛しきドクターペッパー・スナップル・グループ (DPS)』)、キャッシュができてしまいました。

それを有意義に活かすため、The 3rd Man's  Fund以下の3つの銘柄を追加獲得しました。『投資家K.のアニュアルレポート 2017』で書いたように、今年の上半期はThe 3rd Man's  Fundに関しては何もしない予定でしたが、今回は例外です。

マコーミック(MKC)

以前から述べているように、MKCはThe 3rd Man's  Fundの旗艦銘柄にしたいため、こういう機会があれば、何も考えずに追加します。このブログのMKCに関する記事はこちら

プロクター&ギャンブル (PG)

なんというか、The 3rd Man's  Fundのコア八銘柄をつらつらと眺めていて、いちばんPGが曇っているので。PGは人事でカバーできるところは尽くされたので(つまりリストラ等の効率化)、あとは何らかのモメンタムが生まれれば素晴らしい銘柄に復活するとは思います。

ま、迷ったら一番輝いていない銘柄を…ってやつですな。

このブログでのPGのその他の記事はこちら

クロロックス (CLX)

The 3rd Man's  Fundコア八銘柄の選定にあたり、最後のイスをエマーソンエレクトリック(EMR)と争った銘柄。北米ガラパゴス銘柄だったDPSのDNAを持っています。DPSの放出により、急遽、鳴尾浜から呼び出されました。

この銘柄は若干バランスシートが弱かった印象があるのですが・・・

最近のトレンドでは、Debtは減少傾向なので、よろしいのではないですか。すくなくとも老舗連続増配銘柄のなかでは珍しい傾向。


数値のソースはモーニングスターのサイト、単位はUSD Mil.

2018年度のQ2のRevenueはミスったようですが、原因の一部として物流のキャパがおいついていなかったことが挙げられていました。米国経済や雇用は好調ですが、人手不足とシン・ダイトーリョー政策のネガティブインパクトが表面化してきたのかな。

このブログでのCLXのその他の記事はこちら

獲得のタイミングは全銘柄2月6日に行っています。うーん、ちょっと早かったかな。ま、しょーがない。私は何を獲得するかに関しては注意を払っている(つもり)のですが、いつ獲得するかに関しては悩む時間だけ人生の機会損失と思っているので、あんまり気にしません。

というわけで、DPSの抜けた穴は上記3銘柄が埋めることになりました。うーん、見るからにパッとしませんね。

情報開示:この記事を書いている時点でMKC170株、PG133株、CLX57株、EMR55保有

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