インタレスト・カバレッジ・レシオが一〇以上ならば、営業利益が支払利息の一〇倍以上であることを意味し、その企業が利息を楽に支払えることを示す。
チャーリー・ティエン著 『とびきり良い会社を程よい価格で買う方法』 長尾慎太郎・監修 山口雅裕・訳 PanRollingコロナ騒動を受けて在宅勤務なのですが、先日お昼を食べに、自宅から歩いて10分ほどの街まで出向いた時のこと。
以前一度だけ訪れたことのある非常に旨い居酒屋さんの玄関に黒板が下げられていて、ランチ・豚バラ煮込み定食、と書かれていました。あれ? ここ昼食やってたっけ、と思いながら入店。
客は私以外に一人だけ。ま、もともとカウンター+2テーブルの、こぢんまりとしたお店だけど。
食後にあいさつに来た私より若い主人と話すと、いやあ、夜の営業は8時までいちおうやっていて、いや、お客さん次第で遅い時間まで開けていたりするんですけどね、むげに帰れと言えないし・・・(うお、なんだか禁酒法時代みたいやんけ)、でもめっきりお客さんが減ってしまって。それでお昼を・・・あ、あとお客さん次第では5時前くらいからお店開けますよ、私は基本ずっとここにいますもんで、ハハハ。なにとぞよろしくお願いします・・・
と、すごく丁寧に挨拶された。いや、そのランチの定食(メニューは日替わりのひとつだけ)がやはり絶品だったので、これからせっせと通うと思う。子供たちの保育園のお迎えさえなければ、毎夕飲みに行ってもいいんだが。
この居酒屋は旨いので毎晩にぎわっていたのだけど、けっこうピンチのようです。いけませんね。なんとかならんもんかな。
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これからコロナ・インパクトが企業の数字にはっきり出てきます。あんなに旨い居酒屋がピンチなので、ほかにもピンチなところがたくさん噴出してきそうです。
もう腹をくくってあんまりジタバタする気はないのだが、心づもりとしてThe 3rd Man's Fundの保有企業のインタレスト・カバレッジ・レシオの過去10年の推移を調べてみよう。
なお、数値のソースはモーニングスター。
では、まずヘルスケア。
ヘルスケアは全然心配していないんだけどね、JNJはすごいですね。アニマル業界では豚コロナとか発生したりしないんだろうか。
お次は広義のインダストリアル系。
けっこうお堅い。
次は広義の生活必需品。
このへんは日々キャッシュ稼いでいるからね、基本的に心配はしていないのですが、IFFやMKCにどれくらいのコロナ・インパクトが出てくるのかは非常に興味がある。ちなみに某日本の大手清涼飲料水メーカーに勤めている知人は、炭酸飲料とかは都市部を中心にダメやけど、水や健康飲料の需要がすごいとか言っていた。やっぱり有事の際は水ですね。
日本企業。
調べるまでもなかったな。日本SHLはデータがなかった。支払利息無いんだっけ?
広義のサービス業。
お、米国にも日本企業みたいなやつがいたな、害虫防除のROL。
FTDRは先日これまでのところ業績にはコロナのインパクトはない模様とのアナウンスをだしていたけどQ1の決算は注目。あとここに載らなかったけどPETQはそもそも営業利益を出していない企業でね。そろそろ手放そうかな。
きめた。来週放出だ。
小売り。
ウワサではHDのTrafficがすごいことになっていると聞いたけど、どうなんだろ。WMTとかは普段通りかな?
考えてみると私も最近はスーパー、コンビニ、たまにドラッグストアやな。本屋にすら行かなくなった。
最後に一番心配な外食関連。
QSRがとっても心配。唯一の朗報は、最近ビル・アックマン氏がQSRのポジションを増やしたらしい。『Bill Ackman: I considered liquidating entire Pershing Square equity portfolio』の記事で彼は、
(QSRは)‘likely gain digital and delivery market share during this period, and will thereby emerge stronger from the crisis’.
と述べております。もうこうなったらホワイト・ファング頼みだ。不安なのはアックマン氏は調子に乗りすぎる傾向があることですかな。
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というわけで、愚者は危機が起こって初めていろいろ調べだすものであります。いけませんな。
情報開示:面倒くさいのでSkip
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