黄色は新規獲得、青は放出、紫は一部放出、緑は追加獲得 |
毎年のことですが、一月はあっという間に過ぎていきました。特に私にとって今月は多忙で、おとそ気分から一気にフル回転モードです。
一日の仕事を終えると、世間の誘惑なんぞには一切目もくれず帰宅し(ときおり保育園にお迎えに行く)、夕食を家族とともにとり、子供たちと入浴を済ませ(これらが一筋縄ではいかない)、お皿を食洗器に入れたり、朝食の準備をしたりしたら、9時過ぎには全力で眠り、5時には目を覚ますという毎日です。
私の辞書からナイトライフという単語は消失してしまった。
でも金曜の夜だけは、すこし夜更かしします。
これまで寒い時期は赤ワインだったのですが、最近は焼酎のお湯割りになりました。週末に子供たちを公園に連れ行って体が芯から冷えてしまったときに、その近所の個人経営のおいしい居酒屋で(なんと狭いながらもキッズスペースがあるので、ワイルドワイフと私は少しばかり余裕をもってお酒を飲める)、たまらず焼酎のお湯割りを頼んだのがきっかけです。
で、いまのところもっぱら芋焼酎。あのぷーんと漂う芋の香りが何とも言えませんね。銘柄開拓に余念がありません。よって株式の銘柄開拓なんぞ、やっとる暇はありません。
その焼酎片手に観ているのがNHKの金曜ドラマ『ハムラアキラ』。これ、いいですね。
【今月読んだ本】
二〇〇二年に国連は、一九九〇年を基準年とした八つの「ミレニアム開発目標」を設定した。当初は国連のような枠組みを非効率とみなす国々が、陳腐な高望みだとしてこれらの目標を却下した。「わずか二五年で世界の貧困率を半減? 一〇億人を貧困から救い出す? はいはい」。だが世界はこの目標を五年も前倒しで達成した。これには経済開発の専門家もいまだに信じられずにいるようだ。
スティーブン・ピンカー 『21世紀の啓蒙 上』 橘明美+坂田雪子・訳 草思社 *引用の下線を引いている箇所は、本では傍点です。私の祖父は、もともと6人兄弟だった。小学校にはいるまで無事に生きていたのは4人。しかしそのうちの一人は、当時は死の病であった結核で死亡。祖父自身は徴兵されて、命からがら何とか復員(参考記事『タバコをめぐる冒険』)。少し昔の日本の田舎でのこの致死率は、別に珍しいものではなかったらしい。
思うに人類は、貧困、環境、感染症、暴力、事故、偏見といった難敵に対する戦いにおいて既に決定的な勝利を得ていて、いまはこれらを掃討する段階にいるようだ。
第二次世界大戦の連合国側からみた、スターリングラード、エル・アラメイン、ノルマンディー、ガダルカナルにおける戦い以降の戦時局に例えることができるかもしれん(いえ、私はしがない元ミリタリーミニチュア・プラモデル好きにすぎません)。
こんにちのシン・ダイトーリョーのドタバタや、コロナ・ウイルス騒動をみていると、なかなか実感できないかもしれませんが、大所高所から見ると趨勢はあきらかなようです。
まだ私は上巻しか読んでいないけど、『21世紀の啓蒙』は2020年(代)の必読の書です。とくに株式投資家は、そんじょそこらの投資本をブックオフしてでも、読むべきだと思います。私は人から本を勧められることほど嫌いなことはないのだけど、それでもなおかつ、この本はお勧めします。
でもこうしてみると少子高齢化っていうのは必然で、別に・・・、次の段階へ進む成長痛のようなものかもしれん。
『流れは、いつか海へと』・・・この手のタイトルの小説が面白かったためしがないんだけどね、原尞氏が帯に「これが、人生を描くということだ」と書かれていたので手に取ってみたら、なかなかよかった。
もとNYPDの刑事で、色仕掛けの罠で職を追われて私立探偵になった
アメリカは変わりつつある。強風のなかを進むカタツムリの速度で。だが、その軟体動物が目的地にたどり着くまでは、ポケットに四五口径を忍ばせ、たえずあらゆる方向に目を配っていなければならない。
ウォルター・モズリイ 『流れは、いつか海へと』 田村義進・訳 HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS No. 1950
とあるように、進歩は感じてらっしゃるようで。
あと少々ネタばれになりますが・・・カルロス・ゴーン氏のドロンパ(死語?)で痛い目にあった人は、この本は読まないほうがいいですね(笑)。ちなみにゴーンさんの逃亡劇に関わった日本人ってのは、引田天功さんでしょうか(笑)?
情報開示:とくになし
サードマンの収入明細の履歴はこちら。
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