Got a wife and kids in Baltimore, Jack
I went out for a ride and I never went back
Like a river that don't know where it's flowing
I took a wrong turn and I just kept going
バルティモアに嫁と子供がいるんだよ
ある日オレはドライブに出かけてね、それ以来帰っていないんだ
道を間違えたついでに、そのままひたすら運転し続けてね
まるで行く先を知らない川の流れのようなものさ
Bruce Springsteen 『Hungry Heart』
汝の父を敬え作戦発動から5年が経過しました。
現在ムスメ(5歳)の教育資金のための1st Frontでは以下の投資信託を、つみたてNISAで毎月積み立てています。
- ひふみプラス(13,333円)
- 楽天全米株式インデックスファンド(23,000円)
さらにはムスコ(1.5歳)向けの2nd Frontとして特定口座で、
- eMaxis slim 米国株式(10,000円)
- スパークス・新・国際優良日本株ファンド(10,000円)
を毎月積み立てています。
過去5年間の株式市場の環境(とくに米国)は順風満帆な環境でしたので、非常に好調な結果となっています。
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今年から私が現在勤めている会社で企業型拠出年金が導入されることになりました。そこでこれまで加入していた個人型から移行することにしました。そのほうが拠出金額が多く出せるからです。
個人型ではDCニッセイ外国株式インデックスと農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶねに積み立てていましたが、今回の企業型で投資に値する投資信託は、約20本あった商品のうち、たわらノーロード先進国株式しかありませんでした・・・
なので、それ一択です。
日本株式のアクティブファンドが一つあったんですがね・・・。目論見書を読んでみたのですが、私のアタマが悪いせいだとは思うのですが、何を目論んでいるのかさっぱりわからなかったので、パス。
というわけで今後は2nd Frontで、eMaxis slim 米国株式のかわりに農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶねを投入します。
いずれ、なぜ私が米国株式に偏重するのかと、アクティブファンドを選択するアドバンテージに関して記事にしてみたいとは思います。
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なあ、みんな満たされぬ思いをかかえているんだよ
みんな、やりきれない思いをしているんだ。
持ち駒全部はたいて、人生の役割をせっせと演じてやがるのさ
ああ、やってらんねーよな
ムスメは早生まれです。私もそうなのでよくわかるのですが、幼年期だと同学年の多くが精神的にも肉体的にも段違いで上だったりします。というわけでムスメには私と同様、新しい環境や物事に対しては、まずじっくりと周りの様子をうかがう性質があります。別の言い方だと「引っ込み思案」。
端的な例を挙げると、運動会の競争でヨーイ・ドンとなったとき、ほかの子供たちが一斉に走り出していくのを慎重に見届けてから自分も駆け出していく、といったようなことですね。
でもムスメにとって恵まれていることに、いま通っている保育園はとても素晴らしく、大きな部屋に複数学年がゆるーく区分けされていて、わりと上級生が下級生の面倒を見ることが多いらしい。ムスメも年下の子供をリードする機会があるようで、最近は見違えるほど新しいことや知らない友達に積極的に接するようになっています。
よかった、よかった。
よかった、よかった。
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ムスメやムスコに対して即席の体を張ったコメディアンになってくれる見知らぬ老夫婦、ベビーカーから落っことした荷物を持ってはるばる追いかけてきてくれた若い男性、女性トイレの床にムスメがお漏らしをしてしまったときに後始末をしてくれた、どこかのお母さん(私が女性トイレに入るわけにいかず途方に暮れていたんですよね、雑巾で床を吹いてくれた)、ベビーカーの息子と娘とキャリーバッグを抱えて駅の階段でにっちもさっちもいかずに困っていると、にこやかにバッグを運んでくれた美人のOLさん(重かったでしょう?)等々挙げていくときりがない。
子供を持ってから世の中に対する見方が格段に良くなりました。
というわけで、ささやかな恩返しのつもりであるユニセフのマンスリーサポートも5年経過です。
Everybody needs a place to restEverybody wants to have a homeDon't make no difference what nobody saysAint nobody like to be aloneみんな安らぐ場所が必要だみんな自身に立ち返りたいんだよ世間体に振り回されずにさそっと独りになりたいこともあるんだよ(*逆の意味の訳をしている人が多いけど、私の解釈はこうなのです)
ただし家庭を持つということは、確実に自分自身の時間を削られることを意味します。仕事からまっすぐ帰宅し、子供をふろに入れて皿洗い、洗濯、絵本の一つや二つの読み聞かせ、おむつの交換、ムスメとのエンドレスしりとり、朝食の準備、保育園の準備、着替え、連絡帳の記入・・・週末は公園や児童文化センターに自転車の練習、水泳教室の付き添い等々。
きっぱり言うが、現在自分自身の時間は、週末の朝のテニススクール1.5Hのみ。
もうなんというか、各駅停車の温泉ひとり旅の記事なんぞ読むと、目に黒いイナズマが走る(笑)。
ああ、オレも行く先を知らない川のようにどこかへ数日間流されていきたい・・・と考えながらムスメと手をつなぎ、砂場道具をつるしたベビーカーをガラガラ押して歩く週末。ふと曲がり角を、いつもと違う方向に進む。
つぎの曲がり角の向こうには、なにか新しい世界があるかもしれない。新しい空の下で新しい何かが・・・
そして角を曲がった先にあるのは、これまで見たこともない・・・
・・・公園。
ムスメは歓声をあげて遊具に飛びつき、ムスコはスコップ片手に砂場へと向かい、私は初めて見る雲梯にぶら下がり、ハンギング・ニー・レイズを黙々と行う。
日常からはそう簡単には逃れられない。
家庭があろうがなかろうが、おそらく多くの人々が満たされぬ思いを抱えて日々を過ごしていることでしょう。数年前、日本の女性は『Let It Go』を歌うことによって、少しはありのままの自分に立ち返ることができた。男性はやはり、The BossことBruce Springsteenの『Hungry Heart』しかない。ながらくこの曲の良さがさっぱりわからなかったのだが、最近は腹の底から一緒に歌うことができるようになった。
鬱屈としたものを抱えている男性のみなさん、ぜひBossと一緒に熱唱しましょうぞ。
そらっ、ワン・ツー・・・C'mon!
そらっ、ワン・ツー・・・C'mon!
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