But all the promises we make
From the cradle to the grave
When all I want is you
U2 『All I Want Is You』二人目が生まれました。男の子です。
ウィンストン・チャーチルに似ています。
ムスメ(3.5歳)の妊娠がわかったときには、手帳に早々と予定日を書き込み、あと何週で安定期、いま10週目だから胎児はこんな状態か・・・、と毎日2、3回確認したりしていたのですが、今回はね、二人目になるとね、いちおう予定日は書きこんだものの、ほとんど気にしなかったな。
日に日に体が重くなるので、ワイルドワイフは不機嫌になるし、ママの膨らんでいくおなかを見てムスメは情緒不安定になっていくしで大変だった・・・。きっとムスメの心境は、台頭するアマゾンに脅かされるブリック&モルタルズ(銀行含む)の幹部連中のそれと、似たようなものだったに違いない。
男の子と判明したので、肉体改造の必要性に迫られた私は『プリズナートレーニング』を買ってきて、師ポール・ウェイドの教えを忠実に守りつつ、はやる心を押さえながら地道にウォール・プッシュアップやジャックナイフ・スクワットからトレーニングを開始した。
男の子が生まれるからには、キャッチボールをしなくてはならない。
ベンチプレスで作り上げる、FANGの株式ように派手な筋肉はいらない。生活必需品企業の株式のような、継続し続ける肉体があれば、それでいい。
だけどサッカーしようって言われても、残念だが相手にできないよ、My son。あれをやる体力をつけるには、すでに遅すぎる。
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2人目の誕生で失うものは多い。
これで昨年計画していた今年中のテニス復帰は、無期限で延期になった。というか、もう無理かもしれない。独身でテニスをしていたころは、そこらのバテバテのおっさんを蹴散らして得意になっていたんだけどなあ。よく考えたら皆、子育てとか家族サービスしながらやってたんだなあ。
そりゃ、暇だったオレが、週2回テニスして、さらにはプールで泳いでたりしていたんだから、体力的に勝っていたのは当然か。驕っていたな、オレ。What comes around goes aroundってやつですぜ。
住んでいるマンションの2つ隣の部屋には、独身と思しき男性が一人で住んでいて、この季節は窓を開けっぱなしにしていたりする。通りしなに部屋の中の立派なオーディオシステムを見ることができ、しかも棚の上にはタイガーI型戦車の1/35スケールのミリタリーミニチュア・プラモデルの箱が置いてあるのが目に入る。
いいなあ。うらやましいなあ。俺にはもう手が出せないな。
各駅停車の旅で秘湯へ浸かるのも、実現できそうにない。
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じつのところ、ことしの前半にThe 3rd Man's Fundの定期獲得を凍結していたのは、来るべきこのビッグイベントに臨むにあたり、少しでも多くのキャッシュを手元に備えておきたかったからです。
またスレッジハンマー作戦と称してポートフォリオの再編を行ってきたのは、投資に費やす手間暇を、今後なるべく少なくしたかったからになります。
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Reality bites。現実は容赦ない。
ムスコにも教育費を準備する必要がある。「汝の父を敬え」作戦に、第二戦線を形成せねばならない。
というか、どちらかというと心境的には、連合軍にノルマンディー上陸をされてしまったナチス・ドイツ軍側なのだが。
というわけで、現在ワイルドワイフ名義でのNISA口座開設の手続きの最中です。第二戦線の骨子も第一戦線と同じで、
- 目的:ムスコの教育資金
- 目標金額:特に設定せず
- 投資金額:毎月のムスコの誕生日に2万円を自動で投資信託に投入する。
- 期間:いちおうムスコの15歳の誕生日まで、そのときに含み益が出来ているようであれば現金化する。そうでなければ、そのまま18歳まで継続する。
ムスメが月3万円の積み立てで、息子が2万円なのは・・・単にそれが限度だからです。スマンがこれ以上は出せん。
投資信託は約8割をeMaxis slim 米国株式、残りをEXE-i グローバル中小型株式ファンドで考えています。
第二戦線ではひふみプラスを採用しません。理由は、最近人気化して購入層がひところの某在京金万球団のファンみたいな人々がマジョリティーになっちまっているから・・・ではなく(失礼、しがない阪神ファンの戯言です、阪神ファンもヨソ様のことは言えないな)、『株式への長期投資という選択 その3 -農林中金バリューインベストメンツでの座談会-』で書いた通り、同ファンドの腕前のSustainabilityに少し疑問があるから、です。
ひふみプラスのほかに日本の企業に投資するよい投資信託が見当たらないのが残念です。
え? Topix?
すまんがハナっからミロの写真を貼ってある(*)。
あとユニセフ・マンスリー・サポート・プログラムも倍増といかず、微増。ま、私が思うに涙目で必死こいて拠出したおカネでは、だれも幸せになりませんからね、こういうのこそ余裕をもってコツコツ行うのが王道ってもんだ。
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というわけで、今後はこれまでにも増してCapital allocationが重要になってきた。
最後に、ふたたび映画ゴッドファーザーPart Iのセリフより:
A man who doesn't spend time with his family can never be a real man.
しっかり肝に銘じておきます、ドン・コルリオーネ。
情報開示:とくになし
(*) マイケル・ルイス 『マネー・ボール〔完全版〕』 中山 宥・訳 ハヤカワ ノンフィクション文庫 を参照されたし。
「汝の父を敬え」作戦のその他の記事はこちらです。
おめでとうございます。いつもブログを楽しく読ませていただいております。お忙しくなるとは思いますが、また更新を楽しみにしております。
返信削除お子さんのご誕生おめでとうございます。
返信削除お子さんも大きくなったら、汝の父を敬え作戦に感謝するときがくるのでしょうね。
御子息の誕生、おめでとうございます。
返信削除時々ブログを拝読させていただいています。
これだけの記事内容であれば、blogger経由のGoogleAdSense申請が承認されると思われます。
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