2014年7月15日火曜日

なぜ米国株式に投資をするのか その1

I believe in America.  America has made my fortune.  And I raised my daughter in the American fashion.  I gave her freedom, but...
映画『ゴッドファーザー』より アメリゴ・ボナセーラのセリフ
私は映画ゴッドファーザーのファンで、パート1、2、3をそれぞれ少なくとも5回以上はじっくりと観ています。一時期にはBGMのような感じで、在宅時にずっとビデオやDVDを流したりしていました。

この偉大なるサーガは、冒頭に引用したセリフで幕を開けます。


さて、投資方針で 記しているように、私は連続増配当株式に投資を行っています。その結果、米国株式への投資が中心になっています。ただ投資方針以外にも長期投資対象として、米国企業に対する信頼感があるので、それを簡単に述べてみます。

まず、CLXの分析でちょっと書きましたが、 長い目で見ると、多種多様な文化・人種・宗教を内包し、その多様さを尊重している組織が、そうでない組織より勝ると信じています。私は現在米系企業に勤めているのですが、米国人の良いところを挙げると以下の三つになります。

  1. 人の名前を覚えるスピードと量が半端なくすごい。
  2. 意思決定をするときは、ステークホルダーを出来るだけ掻き集めた上で行う
  3.  どんなに稚拙であっても、異端であっても、少数であっても、意見をムゲに扱わない
1. はもう、すごいですね。世界各国から集まった30人程度の会議で、ほぼ全員が初対面であったとしても、瞬時に記憶しているっぽいです。たとえ参加者のマジョリティーが非欧米圏の人々であったとしてもです。なにかコツがあるのだろうか?

2. 出不精の私は、わざわざ出張なんかしたくないので、そっちで決めてくれたらきちんとフォローするから、よしなに・・・というのが本音ですが、しょっちゅうグローバルな会議への参加を命じられ、意見を求められます。

以前、別の国の企業に勤めていた際には、なんの連絡もなく本社だけで重要事項が変更され、各国から非難ごうごうということが度々ありました。今の会社では、そんなことはかなり少ないです。

3. 2.で発言した意見は、それがどんなに的外れであっても記録・保存・公開され、後々フォローアップされます。ああ、私の勘違い発言も、その顛末も、しっかりイントラに残ってます。恥ずかしいなあ。

というわけで米国企業は多様性に対するRecognition & Fairnessに秀でている印象が強いです。

ちなみに国旗を見てみると、よく特徴が出ていると思います。 星条旗はとてもごちゃごちゃしていますね。Stars and Stripesを詰め込みまくっています。これは上記2と3の気質が表れてるんじゃないかなあ・・・と思います。


ちなみに日本は逆のようで、善し悪しは別にして、多種多様な意見を許さず、まーるくひとつにまとめっちまいましょう!という気質が日の丸に表れている感じがします。

この気質、たとえば高度成長期のような一方向に向かってイケイケ・ドンドンな状況では強さを発揮しますが、いったん守勢にまわったとき、あるいは社会が成熟してきたときには弱いのかもしれません。

7月8日付毎日新聞の朝刊には、理化学研究所・再生科学総合研究センターのセンター長が内部調査報告の一部を削除したという記事が載っていました。これなんぞ、たとえいろんな発言が出ても、訳知り顔の権力者が報告をまるーくしてしまった典型で、丸くする際に削られた部分は記録に残りません。

例として理研を出したのは恐縮ですが、この手のことは日本ではわりとまかり通っているのではないでしょうか。同じ日の紙面には『沖縄密約 不開示確定へ』という記事もありますね。

これだと組織の問題の自浄作用がうまく働かないと思います。長期的に投資するには、ちと頼りない。もちろん米国にもエンロンや映画のThe Wolf of Wall Streetみたいな会社もいっぱいありますが。

情報開示:私は日本企業には関西の300人程度のメーカーに3年、米国企業には現在勤めている企業に10年の経験があるだけなので、かなり独断と偏見に満ちた考えではあります。


映画のThe Wolf of Wall Streetはバカバカしくて面白かったです。破滅的なダメ男をしつこく描くとなるとマーティン・スコセッシさんの右に出る人はいないんじゃないでしょうか。

じつのところ冒頭で引用したボナセーラさんは、Americaの法と秩序では叶わない願いを、シシリア的手法で叶えてくれとゴッドファーザーに依頼しています:"I said to my wife, for justice, we must go to Don Corleone."

最後に・・・なんか米国礼賛みたいになってしまったので、あえてひとつ。Recognition & Fairnessに秀でているにもかかわらず、一般的に米国人は他国の文化や風習と、微妙な距離感を保つのが、わりとヘタ。まっ、私も人のことは言えんけど。

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