暑い日が続きます。今年も2月あたりから夏に備えてけっこうランニングをやって汗をかいてきたんですけどね、先月ムスコ(6)に手足口病をうつされて出鼻をくじかれた。あれ、大人がかかると結構しんどいです。
夏のイベントはしばらく小休止ですが(逆に仕事が忙しくなる)、後半から秋口にかけてはまたキャンプやら旅行やらがあるので、しっかりと体調は整えておきたい。
ちなみにこの記事を書いているときに、ウォーレン・バフェットさんのバークシャー・ハサウェイがアップルのポジションを大幅に減らしたとのニュースが流れていて、結構話題になっていました。
以前にも書いたとおり、バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは24年前に、模倣されたり他人の商売に利用されたりするのを避けるために保有株式の一部を非公開にしたいという要望を米証券取引委員会に出しましたが、却下されています。
それ以来優良株式をそこそこの値段で買うことから、会社を丸ごと買収して傘下に収める方針に軸足を移しているので、上場株式投資の部分だけを見てどうこう言うのはピントがずれている状況です。
そのバークシャー・ハサウェイ傘下のGeicoが絶好調だったようですが、騒がれるのは上場株式投資の部分の保有株式の増減ばかりで、まあ皆さん結構浅はかやなあ。
浅はかさにかけては誰にも引けを取らない私は、毎月積み立て投資中の農林中金<パートナーズ>長期厳選投資の運用報告書(全体版)のアップデートがありましたので、いそいそとチェックしています。
2023年2月16日から2024年2月15日が期間なので、2024年3月に組み入れられたと思われるTractor Supply Company (TSCO)は入っていませんね。言わずにはいられないのですが、The 3rd Man's FundにTSCOが組み入れられたのは2020年6月からです。はっはっは!
なお、以下のグラフは全体運用報告書から数字をマニュアルチックに拾ってきて作成したので、細かいところでは間違いがあるかもしれません。予めご了承ください。評価額をもとにした円グラフになります。
また、株数に言及していますが、株式分割(があったとしても)は、あんまり考慮していません。
では2018年から再度。
【2018年】
26社、637,900株。評価額$66,886K。
【2019年】
25社、678,900株。評価額$76,849K。
【2020年】
【2021年】
26社、1,454,900株。評価額$237,239K。
【2022年】
29社、2,297,100株。評価額$298,162K。
【2023年】
29社、2,459,900株。評価額$305,868K。
では最新のポートフォリオを見てみましょう。
あらたに加わったのはMICROSOFT CORP、全売却されたのがECOLAB INCとROPER TECHNOLOGIES INC。結果、全28社、2,933,800株。評価額$396,618K。
上の表のDeltaの値が株数の昨年対比%になります。COPART INCは期間中に1:2で株式分割を行っているので、おそらく保有株数は少し減らされていると思う。それが正しいとすると、21社の株数が増えていて、6社が減っています(新規組み入れと全売却除く)。
おおきく増えたのがEDWARDS LIFESCIENCES CORP、DEERE & CO、RESMED INC、ROLLINS INC、S&P GLOBAL INCにNIKE INC。
害虫防除のROLLINS INC (ROL)が復活してきました。たしか昨年度中に競合他社が大型M&Aを行い、その影響をみるためポジションを減らしていました(と私は理解している)が、またぞろ復活してきたということは、おそらくそのM&AはROLの価値創造力減退につながらないという判断がされたのでしょう。ROLそのものが、ちょっと目を離すとすぐ増殖するゴキブリのような、しぶとい存在になっております。ミイラ取りがミイラになってどうするんだ。
NIKEはポジションを増やしていたんですね。直近はどうなのでしょうか。
逆に保有株数を減らした企業は、些少なものを省くと、AGILENT TECHNOLOGIES INC、THE WALT DISNEY CO.、それからMCCORMICK & COMPANY。
THE WALT DISNEY CO. はですね、せんだって川崎市制100周年のイベントでスクラム21という市の施設で上映されたディズニー映画『ウィッシュ』を子供たちと観た際、特別にディズニー映画100年記念みたいなショートムービーも上映されていました。私はあの世界にはあまり関心がないのですが、ミッキーマウス、白雪姫からアナと雪の女王あたりまでのキャラクターが勢ぞろいして記念撮影するというストーリーのアニメを観ると、やっぱり圧倒されますね。あれだけそうそうたるメンバーを揃えていたら、そのうちまた事業もうまくいく時が来るでしょう。
The 3rd Man's Fundにも組み入れられている世界的なスパイスメーカーのMCCORMICK & COMPANY(MKC)はですね、これまでも当ブログでたびたび言及している通りRB Foods買収後のもたつきは歯がゆいところなのですが、でも米国はこれからどんどんラティーノ人口が増えるし、若い世代の辛いもの嗜好もありますし、方向性としては間違ってないのではないかな。
最近の株価の停滞は、コロナ渦のときの在宅食事需要の高まりで業績が上向いて、それにのっかっていた株主たちが、MKCのインフレ対応に遅れたのを機に去っていっただけとも言えるので、これからじわじわその事業の定性的な良さが見直されるかな、と私は考えており、私自身はいっさい保有株式はいじっておりません。
さて20年後、この判断はどう出るでしょう。
ポートフォリオ全体でみると、COSTCO WHOLESALE CORPが第一位になっているのが目を引きます。ついでなので、過去の上位3社の推移を見てみます。(以下面倒くさいのでティッカーシンボル)。
すこしだけ苦言を呈すると、かつての上位だったBDXとCLが今は存在しないことは、やはりあまりよろしくない。なんとなくですが、バークシャー・ハサウェイの例にもあります通り、上位組み入れ企業の布陣は不動なのが長期投資に望ましいという印象があります。
それにしても個人的にCOSTは持っておきたかった。ああ、ぬかった。ただその補完として農林中金<パートナーズ>長期厳選投資で保有されているのはありがたいところ。
2018年以降、新規組み入れが14社、姿を消したのが15社です。ただハイライトされているものは、他社に買収されたり、分社化されたりしたものになります。姿を消したもののうち月次レポート等で言及があったのは、HSY、IFF、MMMかなと記憶しています。CMPもあったかもしれない。
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