僕はそれなりに年を取ったのだし、時間は取り分を取っていく。誰のせいでもない。それがゲームのルールなのだ。
村上春樹 『走ることについて語るときに僕の語ること』 文藝春秋
You just keep doing it. And that's what investing is.
- Jason Karp
William Green 『RICHER, WISER, HAPPIER』 SCRIBNER
第一部より続く。
私生活では、ムスメが小4、ムスコが保育園の最終年になりました。教育以外はだいぶん手がかからなくなりつつあるのですが、ムスメが思春期に突入するまでの束の間の小休止といったところでしょうか。
昨年度は、ムスメは週の半分は友人たちと家や公園で遊び、残り半分は一人で絵をかいたり工作をしたりして、バランスよく時間を配分していました。今年度になって中学受験を意識した塾に通い出し、友人たちも同じくいろいろ習い事があるようで、以前のように一緒に遊ぶことが難しくなっているようです。
ムスコはビビりな性格で、いまだに鉄棒や雲梯に近寄ろうとせず(姉と大違いである)、トモダチや保育士さんたちには雄弁に危険生物をやっつける方法のウンチクを語るのですが、いざ動物園で猛獣類のオリの前に来ると、真顔になってそそくさと駆け抜けて安全域を確保します。ただ自転車は頑張ってトライしていて、残る課題は漕ぎ出しとブレーキだけです。これが終われば、私も体力的に楽になるので、あとひと踏ん張り。
【教育準備金】
「汝の父を敬え」作戦は、NISAを利用し、投資信託の積み立てを引き続き行います。中学卒業まで積み立てを継続し、以降はその時の状況で、
- 積み立てを続けるか
- 定期預金に変えるか
- 積み立てはせずにそのまま投資信託を持ち続けるか
を判断する予定です。
ムスメ向けの1st frontは2029年度いっぱいまで、ムスコ向けの2nd frontは次の10年の期間が終わる2033年度末まで積み立てを続けることになります。
表にまとめると(あくまで留年や浪人、高校以外の選択肢の除外という簡易的な仮定の上でやってますが):
やばい、ムスコが小学校卒業のときには、オレは還暦じゃないか。ジジイのふりして出席するかな。無駄な抵抗と知りつつ、先日アシックスのランニングシューズを買いかえて、せっせとランニングにいそしんでいます。なんとか時間に受け渡す取り分のタイミングを遅らせよう努めているところ。しかし、週一のテニス(スクール)一時間半をやると、残りの6日はリハビリ状態みたいな体たらくです。
積み立て中の投資信託ですが、アクティブ投信に関しては、目先で競合投信やベンチマークに打ち勝つことではなく受益者に豊かさをもたらすことに主眼を置いて運営されている投信(至極当たり前な気がするが、不思議なことにあまりない…)を選択しています。
積み立て投資枠
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド (1st Front)
- コモンズ30 (1st Front)
- 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶね (2nd Front)
成長投資枠
- スパークス・新・国際優良ファンド (2nd Front)
【リタイヤ準備金】
企業型拠出年金でMSCIコクサイ指数に連動するインデックス投信(至極当たり前なアクティブ投信がラインアップされていないので)を積み立て中です。また以前勤めていた会社(グローバルなヘルスケア企業)でESPPを通じて購入していた株式もそのまま保持し続けていてます。
以上、The 3rd Man's Fundを含めたリスク資産の割合は以下のとおり。
【ささやかだけれど、役に立ってほしいこと】
上記以外の「投資」は下記のプログラムを通じて行っています。
- ユニセフ・マンスリーサポート
- Table for Kidsのマンスリーサポート
- 令和6年能登半島地震義援金(マンスリーで秋口くらいまでを想定)
【株式投資を含むThe General Lawをつかむための知識習得】
課題図書のアップデート。読む順番は変わる可能性高し。
サイエンスは:
- 種の起源 / チャールズ・ダーウィン(読了)
- 利己的な遺伝子 / リチャード・ドーキンス (読了)
- 進化と人間行動 / 長谷川寿一・長谷川眞理子・大槻久(第7章まで読了)
- 新しい高校化学の教科書 / 左巻健男
- 学びなおし高校物理 挫折者のための超入門 / 田口義弘
- 大学生物の教科書シリーズ / デイヴィッド・サダヴァ
- 教養としてのエントロピーの法則 / 平山令明
- ゾウの時間ネズミの時間 / 本川達雄
- 思考改善ドリル / 植原亮
人文は:
- 人類の起源 / 篠田謙一 (読了)
- 神々の沈黙 / ジュリアン・ジェインズ(読了)
- 言語の本質 / 今井むつみ、秋田喜美(読了)
- 千の顔を持つ英雄 / ジョーゼフ・キャンベル(上巻読了)
- 銃・病原菌・鉄 / ジャレド・ダイアモンド
- 世界史 / ウィリアム H. マクニール
- 大国の興亡(上巻) / ポール・ケネディ(一度読んだことあり)
- 神話と日本人の心 / 河合隼雄・河合俊雄(一度読んだことあり)
- 日本社会の歴史 / 網野善彦
- 岩波新書の日本近代史シリーズ (一度太平洋戦争まで読んだ)
***
最近あることがきっかけで、学生時代の古い友人たち約10人に数十年ぶりに再会する機会に恵まれました。私の人生における神話の時代の人々が不意に現代に復活してきたような趣で、引き続きじんわりと旧交を温めつつあります。学生時代・・・というか人生通じて苦手だった人間関係とやらも積極的にリカバリーをしていきたいところですね。人生後半は、新たな出会いより旧い繋がりを暖めなおすほうが大切になってきそうですし。まあ、彼らのほとんどは子育てを卒業しつつある段階で・・・いいなあ。
また昨年転職をしたのですが、幸い新たな職場の雰囲気は悪くなく(しかし業績はあんまりよくない)、私生活も含めて全体的に展望がパーッと開けてきた感じがあります。ただこういう時こそ慎重に手堅く歩を進めていくのが大事、と過去の経験から思うところです。
資産運用に関しても、その他もろもろに関しても、静かな境地でゆったり構えて、時間に対して上手に敗けていきたいと思っています。
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