2022年12月31日土曜日

投資家K.のアニュアルレポート 2022 前編

だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。

マタイによる福音書 6章34節

2022年は、ひたすら仕事の追われて過ぎていきました。6月から年末に至るまでほぼ半年、精神的にも肉体的にもかなり厳しい日々が続きました。いや、もうまいりました。40歳代でけっこうのんべんだらりと仕事をこなし続けてきて、スキルを磨いたりすることを怠ったのが、今になって祟ってきています。

私が長女を授かったのは44歳のとき、次男は47歳のときでした。パパとしてはオールドルーキーだったことと、もともと仕事でキャリアをバリバリ積む、なんて性向が薄かったので、すっかり『たそがれ清兵衛』(映画のほう、原作は未読)の前半部分的な感じで、仕事には身を入れず適当にこなし、そそくさと帰宅して家族との時間を楽しんでいた結果、すっかり仕事上で付加価値を生み出せなくなってしまっていたのです。

その間コロナ禍等で社会は激変し、勤めている会社のマネジメント層も一新されていて会社の雰囲気も大きく変化していたのですが、私自身のマインドは「今日は昨日の続き」でセットされたままでした。

まさしく仕事ができないおじさんです。

それでコロナ禍が明けてきたころからすっかり後手後手に回るようになり、ファイヤーファイティング的なTaskに追われまくられた結果、朝6時台に出社し、退社は夜の10時台という日々が続きました。

当然価値は生み出せていないので私への評価は、社会人になってからかつて直面したことがないくらい低く、今年の年末ボーナスは悲惨なものです。

このままではいけません。もう一度、仕事に対してのEys of the Tigerを取り戻さなければならない。

幸い昨年のアニュアルレポート『投資家K.のアニュアルレポート 2021 (前編 Feet On the Ground )』で書いたムスメへの心配事ですが、彼女はすっかり小学校の生活に馴染んでおり、朝は仲良しの友達と遊ぶため早くから登校していき、帰宅後も同じマンションの友達と日が暮れるまで公園やお互いのおうちで遊ぶようになっていて、そちらの方はすっかり杞憂に終わっています。

なので、2023年は年初から仕事およびそれ関連のスキルアップに注力します。この年になってEys of the Tigerからの眼光を再び放つことができるかは甚だ疑問ですが、このまま朽木になるわけにもいかない。

したがって2023年は投資に割くリソースを絞ることを考えています。さらには収入減もあるので、投資に対する原則を以下の通り定めました。


  1. 株式ポートフォリオの組み入れ企業数を増やさない
  2. 個別株式投資に新規マネーを投入しない
  3. 株式投資の書籍を買わない


名付けて、非株三原則(2023)

1.はですね、もうなんというか、これ以上数が増えるとフォローできませんからね。幸い、The 3rd Man's  Fundの現時点での構成企業はかなり強いぞ(足元の株価動向は別として)と考えていて、またそれぞれの企業の事業内容はしっかりと理解できている(と思う)し、さらに理解を深めていくことに全然抵抗がない(これ大事)ので、このメンバーで不足なしです。

2.は、ポートフォリオ内の個別株式を追加獲得したい場合は、ほかの保有株式を放出して資金を捻出するということになります。

これは決して2023年の株式相場環境の時機を読んだからではなく、純粋に先に述べたように収入が期待外れだったことと、子供たちの成長にともない確実に食費や習い事を含む教育費、旅行等々にかかる出費の増大が見込まれるからです。いまを大事に楽しまないと、充実した明日は訪れるべくもないので、ここをケチっては本末転倒です。

おまけに物価高が到来中やし。

ただ毎月積み立てている投資信託は、引き続き新規のお金で購入していきます。言わずもがなですが、各運用会社の御担当各位におかれましては、今後もしっかり読み応えのある運用レポートを毎月提出していただきたい。

3.は、これだけあればもう十分でしょう。オウチのスペースの問題もあるので、かなり厳選されて生き延びてきた書籍になるのですが、まだまだ何回も再読に耐えうる本ばかりです。

ろくすけ氏の本だけ未読です

あとは、リスク資産額の推移を記録するのもやめます。もう面倒くさい。

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以前に勤めていた会社(連続増配のグローバル・ヘルスケア企業)のEmployee Stock Purchase Plan (ESPP)を通じて購入した株式があります。こちらはDripで自動的に再投資が行われるので、完全放置状態です。

2022年はDripにより16.456株増加しています。最近株価が下落している分、追加される株数は増えるので、これはこれでよろしい。

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さて2023年では私の投資のメインストリームになる投資信託の積立投資。投入額は増えませんが。

企業型拠出年金で、毎月楽天・全米株式インデックスを積み立てています。積み立てをSkipすることがなく無事継続しています。

ムスメとムスコの教育資金のための作戦『汝の父を敬え』。

1st Front (つみたてNISA)
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • ひふみプラス(1月から9月まで)
  • コモンズ30(10月から12月まで)

2nd Front
  • 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶね
  • スパークス・新・国際優良日本株ファンド

3rd Front
  • ユニセフ・マンスリーサポート
  • Table for Kidsのマンスリーサポート

こちらも、一度も積み立てをSkipすることがなく無事終了しました。

なお最近のインフレを受けて、Table for Kidsのマンスリーサポートは、1月よりささやかながら増額します。苦しい時はお互い様だ。ともに歩んでいきましょう。

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というわけで2023年はこれまで以上に「今」に集中する年になります。明日のことは、ま、サードマンと、投資信託の運用メンバーに任せておきましょう。




情報開示:面倒くさいのでSkip

過去のアニュアルレポートはこちら

参考資料




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