2022年1月10日月曜日

投資家K.のアニュアルレポート 2021 (前編 Feet On the Ground )

I've been to Hollywood

I've been to Redwood

I crossed the ocean for a heart of gold

I've been in my mind

It's such a fine line

That keeps me searching  a heart of gold

Neil Young 『Heart of Gold』

2021年でいちばん大きな出来事は、ムスメ(6.9歳)が小学校(公立)に通い始めたことですね。3歳にして人に取り入る術を身に着けているっぽいムスコ(3.5歳)と違い、ムスメはなかなか小学校に適応するのに苦労しています。

もともと早生まれなこともあって、どうしても新たな環境で周囲のペースに遅れがちなのがあるところに、たまたまなのですが同じ小学校にムスメが通っていた保育園から進学する友達が一人もいないのも相まって、新生活がとてもストレスフルなものだったようです。

おまけにこれはワイルドワイフと私の双方に似たと思うのですが、どちらかというと絵をかいたり本を読んだり工作したりというような一人でする遊びが好きで、あまり社交性がありません。やっぱりカエルの子はカエルです。

それでも保育園では仲の良い友達が数人いたのですが、いまのところ小学校ではそこまで仲がいい友達ができていないようで、休み時間は何してるの?って尋ねると、「ぼーっとしてる」とか言います。

あるとき登校中にころんでひざを怪我して保健室に行ったのがきっかけとなり、それから数か月くらいは保健室に入り浸っていたようでした。保健室が彼女のファースト「サード・プレイス」になったようです。

朝、ランドセルを背負い、体操着とか上履きとかが入った手提げかばんを無器用に腕にぶら下げながらうつむき加減で登校するムスメは、まるで映画『砂の惑星』のポスターのポール・アトレイデスのようで、とっても不憫でした。


私も小学校の3年生くらいまでは保健室に入り浸りはしなかったものの、なかなか周囲になじめなかった経験があるので、ま、あわてず彼女のペースを見ながら、ぼちぼちサポートしていこうと思っています。

もう逆上がりも数回連続でできるし、けっこう泳げるし、たいしたもんなんだよ。私は両方とも3年生くらいまでできなかったからな。そのうち、ほかのこともいろいろうまく回転し始めるよ。

ただ、社会に適応していくのに結構苦労する性格なんだろうな、とも思う。私の経験に照らし合わせても。

てなわけで、もともとThe 3rd Man's  Fundは私たち(私とワイルドワイフ)の老後を豊かにすることに照準を合わせていましたが、もっとスコープを長めに取ることを考え始めました。私たちというより子供たちの人生の経済的サポートになるように、と思っています。

何かに熱中するんであれば、経済的・世間体的な理由で逡巡することなく心おきなく熱中してほしい。社会に適合することが人生の目的ではない。生きることは苦役ではない。「A Heart of Gold」を見出すことが人生の目的なのである。そしてそれが経済的に割に合わないのであれば、そこはサードマンに任せておけばよい。

というわけで、数十年単位、願わくば世代を超えて価値を創造し続ける企業の株式を厳選していくことに、これまで以上に注力していきたいと考えます。

...and I'm getting old...

FEET ON THE GROUND

2021年の獲得・放出企業をまとめてみます。

第一四半期(コロナ前)

獲得:プロッグ・ホールディング(追加)、キンボール、システムディ(追加)、セリア
放出:マクド、鎌倉新書(一部)

第二四半期

獲得:プロッグ・ホールディング(追加)、マコーミック(追加)、クボタ、アボット(追加)、アイデックス
放出:A.O.スミス(一部)、アリアケ、キャリア・グローバル、学情

第三四半期

獲得:フロア&デコア、クボタ(追加)、マキタ
放出:キンボール、リロ

第四四半期

獲得:アイデックス(追加)、マコーミック(追加)、イソライト(配当再投資)、クボタ(追加)、大阪有機化学
放出:エマソン、トラクターサプライ(一部)、イソライト(TOBのため)、マキタ

となっています。

旗艦ファンドであるThe 3rd Man's  Fund年末のポートフォリオ(正確には日本時間の2021年12月27日朝時点)は以下の通りになっています。(1ドル=114.62円で計算)

 



MKCが引き続き旗艦企業、次点がTSCOとなりました。最大の要因はこの2社ですこしリバランス(MKC増・TSCO減)したからです。

一つだけ言いたいのは・・・MKCとTSCOがトップですが、これはNVICのおおぶね長期厳選や柳下氏Aurea Lotus US Value Yの真似ではないですぞーってことですね。

現時点でほかの人のを真似しているのはZTSとクボタと日本SHLです。FNDもバークシャーに加わったのを知る前に獲得。

最近では投信の月次レポートが公表されると、構成企業が被っていないかどうかを真っ先に確認するようになってしまった・・・。被っているとチッと舌打ちしたりしますね(笑)。

別に人の真似をすることを否定するわけではないですし、今後もほかの人の真似(参考)をすることはあるかと思います(おそらく近日中)が、構成企業のピックアップはなるべく自分自身の判断に基づくことにはこだわっていきたい。そして自分のケツは自分でふくことにも。

2021年の資産は推移は以下の通りでした。



2021年もきちんと含み利益が出ているのはGood。昨年に引き続き、今年も次の段階への種まき(播種)がきちんとできたと思う。

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以前に勤めていた会社(グローバル・ヘルスケア企業、連続増配中)のEmployee Stock Purchase Plan (ESPP)を通じて購入した株式があります。こちらはDripで自動的に再投資が行われるので、完全放置状態です。

2021年はDripにより15株増加しています。

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投資信託の積立投資。

企業型拠出年金で、毎月たわらノーロード先進国株式を積み立てています。積み立てをSkipすることがなく無事継続しています。

ムスメとムスコの教育資金のための作戦『汝の父を敬え』。


1st Front (ムスメむけ、つみたてNISA)

  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • ひふみプラス

2nd Front (ムスコむけ)
  • 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶね
  • スパークス・新・国際優良日本株ファンド

こちらも、一度も積み立てをSkipすることがなく無事終了しました。

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最後に、『いざ・波』。

やはり昨年までは構成企業の株価が先走っていたようで、2021年は大きく調整。

年末のポートフォリオは以下の通りになっています(12月27日朝時点)。



現時点では構成企業の株式のポジションを減らすことは考えていません。

資産の推移は以下の通りでした。




2021年は『いざ・波』発足以来初のマイナスの年でした



情報開示:面倒くさいのでSkip

過去のアニュアルレポートはこちら













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