我が家の3番目のProfit Center、サードマンの収入のアップデートです。なお配当履歴のページも更新しています。サードマンの由来はこちら。
黄色は新規獲得、青は放出、紫は一部放出、緑は追加獲得 |
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ツイッターを始めました。当然のことながら、有意義なことは一切つぶやいていません。
なお利用開始をしてからTweetの仕方を発見するのに約一カ月を要し、retweetのやり方を見つけるのに、さらに1週間くらいかかった。
私にハイテク企業の株式に投資をする資格はございません。
・・・それにしても隻眼の相場師のやつ、つぶやき大魔王やな。
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トラクター・サプライ(TSCO)がOrscheln Farmを買収するようです。1960年創業のファミリー・カンパニーで、TSCOと似たような田舎暮らし御用達小売店を米国中西部を中心とした11の州(ミズーリやカンザス、ケンタッキーといったところ)に167店舗を展開しているようです。いいアクションだと思う。
また、ザ・トロ・カンパニー(TTC)がLeft Hand Roboticsを買収とのことです。
芝刈りも除雪も自動運転ときましたねえ。このあたりのテクノロジーを買収によって取り入れる目論見かと思います。いやあ、ハイテクだなあ!
かくいう我が家も、最近お掃除ロボットを導入しました。おかげで私がロボット様のために、毎晩、床を何ひとつ落ちていない状態まで整理整頓をする係になった。
やはりハイテクは嫌いだ。
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バークシャー・ハサウェイの2020年度版の株主への手紙を読みました。以下私なりに印象に残ったことをまとめています。誤訳や勘違いはあるかと思いますので、ぜひ皆様も原典をあたってみてください。
チャーリーと私(バフェット)は保有している株式を、事業のコレクションとみなしています。それらが生み出す留保利益がバークシャーの価値を高めていき、その価値の高まりを長年にわたって享受していけば、最終的には我々に大いなるキャピタルゲインをもたらすことでしょう。
たとえコントロール権がなかったとしても、素晴らしいビジネスの一部を持つことの方が、いまいちのビジネスを100%握ることよりも、とても楽しく利益を得られる・・・私の経験に照らし合わせると。
チャーリーと私は、あなたがたから提供していただいた資本を、より競争力があり、よりキャパシティがあり、より魅力的なマネージャーがいる企業に、プライスをにらみつつ割り振っていくだけです。
我々は、自社株買いをどんな時でもやっていいとは全く考えていない。アメリカのCEO達が自社の株価が高いときに自社株買いを行いがちなのには、辟易している。
2018年半ばにアップルの株式を取得したときは、同社の5.2%の株式を所有していた。いまは5.4%だ。その間、株式の一部を手放したにもかかわらず。これはアップルの自社株買いのおかげで、我々にコストは一切かかっていない。さらにはバークシャーの自社株買いがこれに乗ってくるので、バークシャー株主のみなさんが保有するアップルの資産は、なーんにもしなくても2018年より10%増えていることになるのです。
バークシャー傘下のNebraska Furniture Mart創始者の息子は、第二次世界大戦中にノルマンディのオマハビーチで戦い、さらにはバルジの戦いでパープル・ハート章をもらった(わお!・・・個人的な私の感想)
すべての小売店が知っている通り、満足したお客さんこそが、小売店にとっての最高の営業部隊なのです。
決め台詞: Never bet against America.
つまるところ、株式を保有するということはPositive sumなゲームに参加しているということです。S&P500のリストにダーツを投げて選んだ50社で組んだポートフォリオをもちつづけると、配当やキャピタルゲインを享受できます・・・そのポートフォリオを一切いじくらなければ。
建設的な資産、すなわち農場や不動産、あるいは株式を保有したりすれば、多大なる富を築くことができます。必要なのは、時の流れと、内なる静けさと、十分な多様性(分散)と、ひくーい手数料です。
こうやって目を通すと、メディアの取り上げ方は本質的なところとはズレがちですね。仕方がないこととは思いますが。
【2月に読んだ本】
日露戦争は、両国にとって戦わなくてもよい戦争であった。原田敬一 『日清・日露戦争』 岩波新著
日本近代史シリーズは、とうとう日露戦争終了まで読みました。故・半藤一利氏の言うところの、国を開いてから最初の頂点までの40年間をたどったことになります。でもその戦争が、両国とも最後の最後まで回避の努力を続けた挙句、日本に有利となるロシアの妥協案が東京の駐日公使に届かなかったため開戦となり・・・、一説によると、届かなかった理由は満州地域の日本軍による開戦前提の電線破壊行為のためだったとか・・・嗚呼、山は死にますかあああ。
日露戦争というと小学生のころテレビで見た映画『二百三高地』のインパクトがすごすぎて、逆に良く知らない。日露戦争に関する面白そうな本を見つけたので、今月はそれを読む。
興来れば興来るをもって方針とする。興去れば興去るを以て方針とする。句を得れば、得た所に方針が立つ。得なければ、得ない所に方針が立つ。しかも誰の迷惑にもならない。これが真正の方針である。夏目漱石『草枕』
日露戦争のころの、とある温泉地(鉱泉?)を舞台にした夏目漱石の小説。2度目だけど、前回よりは忍耐強く楽しめた。この本、グレン・グールドをBGMにして旨い系の日本酒を呑みながら読むと、まさしく桃源郷にトリップしてしまいますね。
情報開示:この記事を書いている時点で2782x200株、TTC94株、TSCO207株保有
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