2018年4月21日土曜日

投資家K.の休日

Roosevelt: It must be late there.
Churchill: In more ways than you could possibly know.
映画『チャーチル』より

最近ひとりの時間が確保できない。週末、ムスメ(3歳)と遊ぶのは私の役割だし、毎朝調理もする。平日も4月から認可保育園に滑り込みで入ることができた結果、夜7時まで預かってくれようになったので、送るのも迎えるのも週の半分以上私がやっている。

メジャーにしろ、プロ野球にしろ、じっくり一試合楽しめたことは久しくない。

のんびりひとりで過ごしたかったので、4/22(金)は休みをとった。2週間前から何をするか手帳に書いてまで、心待ちにした休暇である。

いつもと同じく早朝に起床し、少しばかりやらねばならぬ些末な仕事を片付けた後、朝食を作る。起きてきたムスメと2人で食事をし(Wild Wifeはすでに出勤)、保育園に預けると、さあ、I am free!

いつもの通勤電車に乗り、いつもと違う目的地に向かう。そう、今日は鎌倉新書(6184)の株主総会なのである。昨年に続き、2年連続の出席だ。

本当のところは、そのビジネスをしっかり理解したいため、日本管理センター(3276)か、サンセイランディック(3277)の総会に行きたかったのだが、スケジュールの都合がつかなかった。

6184は、昨年はまだマザーズだったけど今年は東証一部になっており、そのせいか会場も去年より大きなところであった。この総会に出席した目的はただひとつ、新しい社長の人となりを確かめるためである。

私が6184の株式を持っている理由は2つあります。同社が、いま高齢化先進国の日本が直面しつつある大きな問題に対し、非常に有意義なサービスを提供出来ると確信しているのが一点、もう一点は非常に高い営業利益率(その他のネットのマッチングサービスの利益率を調べたことは無いけど)を維持しているということです。

しかし経営陣の人物というIntangibleなところは、四季報やIRだけでは確認できないところなので、東京駅まで足を運びました。

結果は・・・引き続き6184をオクトパスホールド

総会の後、浜松町まで山手線で移動。以前勤めていた会社の近所にある、おいしい魚料理の「英文」で昼食を取るためである。付近を歩いてびっくり、私が働いていたころは雑居ビルの昭和な感じが溢れていた通りが、すっかり再開発されている。

ここらへんには「天は人の上に人を造らず」の福沢諭吉の蘭学塾跡の記念碑が立っていた神明小学校の跡地があったのですが、いまやおしゃれなマンションが建っております。

おい、マンションなんて、人の上に人を造っているようなもんじゃないか。ちったあ偉人の立場ってものを考えろよ。

しかし「英文」だけは、頑なに昔の風情を保っています。12時前に来たのですが、既に満席です。ここは12時半を過ぎてくるとネタがどんどんなくなり、提供できるメニューのリストが白板から消されていきます。私が通っていたころは、1時過ぎに訪れると店に入るなり主人が「兄ちゃん、今日はXXがうまいよ!」とビートたけしのような口調で気勢を制してきていましたね。なんのことはない、XXが余っているだけなのですが、お客さんは勢いに押され、じゃ、それで、と頼むことになります。

ま、何を食べてもおいしかったし、そういう場合は、オマケで一品ついてきたりしました。

余剰在庫を気にせずに済むビジネスだ。当日その主人はいなかったのだが、もう引退したのかもしれない。

昼食後、ほんとうはプールで泳ぐつもりだったけど、少々風邪気味でのどが痛かったので予定を変更し、有楽町で映画『チャーチル』を観ました。ちょうど前日チャーチルの『第二次世界大戦』の第3巻を読み終えたところだったし。有楽町界隈も随分と変わったものですね。いったい誰だ、日本が衰退しているなんてぬかしている奴は。

映画はチャーチルの首相就任から、あの有名なWe shall fightの演説までのストーリー。

戦後チャーチルは首相の座を失います。そのへんのいきさつは『第二次世界大戦』の第4巻で書かれてあるのかどうかわかりませんが、まあ、察するに、あのおっさん、平時には単なる超暴走老人だからなあ。

映画のあとは読書、でも風邪気味で集中できず。

早めにムスメを迎えに行き、私のつかの間の休日は終わり。さあ、週末だ、頑張るぞ。

情報開示:この記事を書いている時点で6184x1,200株、3277x400株、3276x300株保有

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