2018年4月7日土曜日

投資家K.の四半期レポート 2018 Q1

もう私の住んでいるところでは、2018年の桜は散りました。時は奔走します。2018年のQ1レポートです。

2018年第一四半期には、大きな出来事が3つありました。以下の通りです。


  • 投資資金の引き上げと再アロケート(ダンケルクの撤退)
  • 新情報源の獲得(ウィッチクラフト作戦)
  • ポートフォリオの銘柄のリストラ着手 (スレッジ・ハンマー)

ダンケルクの撤退

The 3rd Man's  Fundいざ・波で、それぞれ一つずつ撤退戦が行われました。

The 3rd Man's  Fundのコア八銘柄の一つであったドクターペッパー・スナップル(DPS)がキューリグに買収されることになったとの一報が入ったのが1月30日、これを受け一日考慮した末、DPSを全株放出しました。


キューリグの活動っぷりは、私の目には、長期投資をするにはいささか乱暴に過ぎると映ったので、奴らの手に渡る前に、貴重な投資資金を速やかに撤収することにしたのです。その資金は、ほぼ間を置くことなくマコーミック(MKC)、P&G(PG)、そしてクロロックス(CLX)に再配置されました。

いざ・波では、旗艦銘柄である鎌倉新書(6184)の株価が決算発表を受けて大幅に上昇し、日々の株価に私の精神が囚われてしまう恐れが濃厚になったので、SBI証券で保有していた分を売却しました。3月24日のよく晴れた週末にじっくり考慮し、26日に実行しています。

出勤前に成り行き注文を出し、朝一番で無事約定。チャーチルもラムゼイも驚きの上出来な撤退でした。

4月6日の終値時点では、6184はまたもや最高値を更新していますが、上記撤退戦は妥当な判断であったと確信しています。何が大事って、日々の平穏な生活の方が大事なので。長期投資における恐るべき宿敵、Greedに包囲されることは避けねばなりません。

なお、このアクションで得られたキャッシュは、生活予備費としてしばらくそのままの状態です。とくに投資のタイミングを計っているわけではありません。

ウィッチクラフト作戦(*)発動

米国株式銘柄の新たなる情報源マーリン(*)として農林中金バリューインベストメンツの米国株式厳選ファンドの資料を発見しました。米国株式銘柄の日本人プロによる情報提供・解説ってあまり無いんですよね。

言うまでもないことですが、ここで得られる情報はファンドマネジャーの奥野氏をはじめとした農林中金バリューインベストメンツの皆様のイロがついています。彼らの情報収集及びその分析の能力の高さは疑うところではございませんが、それをそのまんま真に受けるようではもったいない話です。

情報は自分のアタマで見極めて、初めて価値が生まれる。

情報の受け取りには、細心の注意を払うことを留意しつつ、貴重な情報源として、今後も銘柄選定にあたり有意義に活用します。

ポートフォリオのリストラ(スレッジ・ハンマー)(**)

20年後のちゃりん・ちゃりーん♪に耳を澄ませつつ、The 3rd Man's  Fundの保有銘柄の見直しを開始し始めました。第一弾として、明光ネットワーク(4688)を全放出し、ステップ(9795)を追加獲得しています。

今後も、新規資金投入凍結中の第2四半期末までは、同様のアクションを起こすかもしれません。

***

前述のアクションの結果、The 3rd Man's  Fundのポートフォリオは、第一四半期末で以下の通りになっています。


オレンジ色にハイライトされているのはコア八銘柄

期間中The 3rd Man's  Fundの資産は以下の通り推移しました。



またいざ・波は以下の通りです。




その他の投資活動については以下の通りです。

以前に勤めていた会社(ヘルスケア、連続増配銘柄)のEmployee Stock Purchase Plan (ESPP)を通じて購入した株式があります。こちらはDripで自動的に再投資が行われるので、完全放置状態です。

2018年Q1はDripにより4株増加しています。

個人型確定拠出年金では、毎月DCニッセイ外国株新デックスとEXE-i グローバル中小型株式ファンドに積み立てています(参考記事『非日常と現実との岸辺で - BOSEの獲得 -』)。2018年Q1も一度も積み立てをSkipすることがなく無事終了しました。

ムスメ(3歳)の教育資金のための作戦『汝の父を敬え』。こちらも2018年Q1は一度も積み立てをSkipすることがなく無事終了しました。

というわけで、過ごしやすい季節の到来ですね。


情報開示:面倒くさいのでSkip

(*)ジョン・ル・カレ『ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ』村上博基・訳 早川文庫より

**)現在チャーチルの『第二次世界大戦』の第3巻を読んでいて、そっから作戦名というか暗号名を適当にひっぱってきています。意味はありません。

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