2015年6月28日日曜日

- ワレ、市街戦ニ突入セリ - 生活必需品ジャイアンツによるマニラ攻防戦 最終章

Poor man wanna be a rich
Rich man wanna be a king
And a king ain't satisfied
til he rules everything

『Badlands』 Bruce Springsteen

マニラでは、少なくともマカティ周辺では、富裕層と一般庶民(More or less Normal Area)の住む
場所が明確に区別されています。
地図を眺めていて、何故2つの道が平行に並んでいるのか不思議に思っていたら、その2つの道路にフェンスがあり、片一方は豪華な邸宅とピカピカの車が道沿いに整然と並び、その前をお手伝いさんが毛並みの良い犬を散歩させています。

もう片一方は電線がシュールに絡み合う空の下で、子供たちが良くてビーサンでうじゃうじゃ走り回り、おっさんたちがトライシクルの上で寝そべり、その下で痩せ衰えた犬が横たわっています。

そして大抵の富裕層エリアの入り口には、ガードマンがショットガンや拳銃をもって警戒をしています。


あれは警官かい? 私は尋ねる。

いやあれはPrivate securityだ、このエリアで雇われているんだ。拳銃? ああ本物だよ。

ショッピングモールに入るにも、ガードマン(ばっちりメークしたフィリピーノも含む)が手荷物検査をします。比較的庶民的なスーパーSMにもガードマンはいました。おい、空港より警戒厳しくないかい?


フィリピンの同僚たちは、たいていのフィリピン人はいい人なんだけどね、ごく一部に困った人たちがいるのよ、と言う。地球の歩き方にも同じようなことを述べているフィリピン人の言葉が、ジープニーで盗難にあった日本人の体験談として記載されていました。

たしかにフィリピンの方々はおおむねフランクで楽しい。でもこれだけみな似たようなことを言っているということは、困った人たちも相当数いるということである。

車でモールの駐車場に入る場合は、入り口でガードマンが自撮り棒のようなものにつけたミラーで車の底をチェックします。そこまでするんかい。こりゃテロを警戒しているんでしょうかね。ミンダナオの方ではイスラム系武装組織とかあるようですし、滞在中パンサモロ基本法案(BBL)関するニュースがずっと新聞記事のトップでした。


でも私の目の前で、交代するガードマンたちが、ほらよっとみたいな感じで無造作に拳銃を渡したりしてたんですけど・・・大丈夫かな?


さて生活必需品ジャイアンツによるマニラ攻防戦 その2 - 我、情報戦ニ敗北セリ -で見たように、フィリピンでは人口の4割強のひとが一日2ドル以下の水準で暮らしています。これまで主にフェンスの中のガードマンに守られたスーパーを見てきましたが、はたしてどのくらいの割合の人びとがこれらのスーパーを利用できているのでしょうか?


フェンスの向こう側もちょっくら覗いてみることにしました。

いきなりロシアの対戦車砲で撃破されたドイツ軍のIII号戦車・・・じゃなかった朽ち果てたコマツのシャベルカーが横たわっています。なんだかなあ。


でも写真の向こう側のロシア軍の爆撃で破壊された建物・・・ではなく単に朽ち果てた建物の前の青いテントの下では大家族が楽しそうに食事をしていました。まあ、日本も私の育った田舎じゃあ、天井から何本もたれさがったハエトリ紙にくっついたハエを眺めながら、一家団欒の食事をとったものです。せいぜい40年前のハナシ。環境はどうあれ、食事は賑やかなのが一番。


ビーサンでバスケ。かの国ではバスケが人気です。街中で完全手づくりの木製ゴールで楽しげにプレーをする人々を車から見たのですが、運転するJくんに気兼ねして撮らなかった。


もちろん資本主義のアイコンは、古参兵として最前線で頑張っております。



こういうエリアでは、小さめの食堂プラス駄菓子屋みたいな感じのお店がいっぱい軒を連ねていて、昼食時はそれなりに賑わっています。

私が訪れた場所では、コカ・コーラ(KO)とネスレが世界最強タッグを組んで、これらのお店を赤く染めていました。





KOはTimeoutとかいうフレーズの広告をやたら見かけましたが、なんかキャンペーンでもやっているんでしょうかね? あの暑さの中、コーラのポスターは効果的で、私は一も二もなく駆け込んで赤コークを買いました。

灼熱の太陽のもと、喉を潤すシュワシュワ感がたまらない。こういうところではダイエットや植物由来なんて邪道ですわな。


でもネスレはこういうところで何を売っているんだろう。接近してみます。


写真の向かって右がネスレ製品、小さな袋にミロやインスタントコーヒーがぶら下がっています。たまたまコップか袋にはいったアイスコーヒーっぽいのをストローで喫っている人を目撃しましたが、水に溶かすサービスがあるのかもしれない。


それよりも驚いたのが向かって左の商品。これコルゲート・パルモリーブ(CL)のパルモリーブ製品です。ネスレ製品同様、小さな袋で売られています。写真撮った時には気付かなかったけど・・・おそらく洗剤か粉石鹸みたいなものをバラで売っていると思われます。


いやはや、まさに最前線のゲリラ戦の様相を呈してきました。でもここを制する者が、将来大きな果実を手に入れることができるのでは、とも思います。


この近所ではこれらの食堂兼日用雑貨屋みたいなやつのほかに、やたら派手な美容室や、日本の地方のシャッター商店街に絶滅寸前で残っているような化粧品屋さんみたいなのが複数ありました。そこでは普通サイズのパルモリーブ製品がありましたが、大抵の場合おっかなそうなおばちゃんがカウンターの向こうでにらみを利かせていたので、写真はありません。


服とかはどこで買っているのかなあと思っていたら、こんなのが目の前を通過していきました。引っ越しかと思ったのですが、どうやら帽子を中心とした物売りのようです。みな、こういうところから購入しているのかな?  それとも観光客向けだろうか? 彼らの向かって言った方向はホテルが立ち並んでいました。





マニラ市街はまだまだ洗練されているとは言い難いので、逆に広告とかがド派手で面白いですね。人間の本能がそのままむき出しで反映されているって感じで、なかなか楽しい。



ここまでKOの写真を載せていますが、街中ではペプシコーラ関連やRCコーラも奮闘しており、目立ち度は、だいたい3分割くらいでしたかね。


ペプシ関連は空港近くで目立っていたように思えます。でもホテルから空港への車を運転してくれた見た目がヤング・キラーカーンのサングラス姿の運転手のご機嫌を損ねたら帰国できないかと思い、写真を撮るのは差し控えました。


最後に…なんかけっこう公文式の広告を見かけました。写真は裕福なエリアにほど近いところでしたが、もっと貧しそうなエリアでもKumonのインストラクターにならないかみたいな広告がバラックの壁にはってあったりしました。


ひょっとしたら公文式が一番現地に浸透しているのかもしれませんね。


情報開示:この記事を書いている時点でKO355株保有



















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