文化的に、アジア人はアメリカ人よりも貯蓄性向が高いというイメージが強い。しかし、じつはフィリピン人は別で、アジア人というよりも、はるかにアメリカ人的である。これはおそらく、フィリピンがかつてのアメリカの植民地だったという事情もあるのかもしれない。
ルチル・シャルマ 『ブレイクアウト・ネーションズ』 鈴木立哉・訳 ハヤカワ文庫さてスパイス、調味料です。フィリピン滞在中、私は朝食と夕食はホテルの向かいのショッピングモールにあるレストランでとっていました。ただそこには日本や韓国などの外国のチェーンがほとんどです。フィリピンのファミレス、JolliBeeがあったけど、行かなかった。
昼食はオフィスにあるカフェテリアで、イントラムロスを訪れた際も近所のレストランで、いわゆるフィリピン料理を食べました。
イントラロムス周辺のレストランにて。これと一緒に食べたアサリのスープはとっても美味だった。 |
個人的には、味は悪くなくよく食べましたが、かといってどういう味だったかというと思い出せない。なんか味的には、例えばタイ料理のような印象に残る特徴が無かったように思います。なぜか向こうではナイフを使う習慣がなく、食べるのに四苦八苦。それがあったら、もっとおいしく感じただろうなあ。
というわけで、高級スーパーRustan'sの調味料コーナー、あんまり意識せず歩いていると以下のような光景に出くわしました。
はじめは全然気がつかず普通に通り過ぎて行ったのですが、あれ、なんかひっかかるなあ、なんだろうと戻ってみると…そう、この青と赤のマーク、29年連続増配当銘柄、マコーミック(MKC)ではないですか!
しかも棚の上から下までぜーんぶこのマークで埋め尽くされている!
いやー圧巻ですなあ。これが日本だとハウス食品、ヱスビー食品みたいな感じかな。さすがのハウスもここまで棚を占領することはないか。
アニュアルレポートでは、global packaged spice & herbカテゴリーの$10Bの市場で22%のシェアを誇りダントツ一位、その売り上げのうち13%はアジア・パシフィック地域、新興国での売り上げは過去3年で10%増と誇っております。
日本ではなかなかその威力をお目にかかることはできませんが、ここフィリピンで思いがけなく体感しました。
スパイス以外にも、もうちょっと手の込んだ調味料(味の素のクックドゥみたいなやつ)もバラエティ豊かです。
もちろん味の素も負けていません。
真ん中付近が味の素の製品、左上にMKCの韓国風フライドチキン |
と思いきや、クノールスープの大群が…
Knorrスープの製品群、右端にはMKCの中華風の製品(しつこいって?) |
足を伸ばして庶民的スーパーのSM。
すっかり乗り気の私はスパイス売り場を探すものの、なかなか見当たらない。お馴染みのMKCマークが見つからない。おかしいなあと思っていら、目の前を馴染みのマークのポロシャツを着たお兄さんが通過していくではありませんか!!!
とっさに尾行すると、おお、目の前に心なごむ風景が広がっています。
背中にBridge passion to flavorと書かれています |
あと面白かったのは、小さな瓶詰の液体のMKC製品があったので、なんだこれとみてみると、食品用の香り付け、及び着色料でした。こんなもんまでやっているんですね。へえ、家庭で着色とかするのかなあ。
というわけで、スパイスを追っていたら、MKCばっかり追いかける結果になりました。たぶんにMKCホルダーとしてのバイアスがかかっているかとは思いますが…いや、けっこうすごいですぜ。
情報開示:この記事を書いている時点でMKC43株保有
このブログでのMKCの記事はこちら
Rustan'sでは、日本の食品関連の商品は、ひとまとめにされていました。まだ現地に溶け込めるまでは行っていないのかもしれない。そうじゃないよ、という情報があればお知らせいただければ幸いです。
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