2023年8月8日火曜日

ポートフォリオは円で見よ ーNVICの米国厳選投資編 第6期ー

暑い日が続きます。今年は2月あたりから夏に備えてけっこうランニングをやって汗をかいてきたんですけどね、この暑さはすさまじいですね。外に出たくありません。聞くところによると、あまりの暑さに海水浴客が少ないということで、これに台風がかさなると・・・いやあ、ちょっと厳しい夏になってしまいましたね。

積み立て投資中で、以前『ポートフォリオは円で見よ ーNVICの米国厳選投資編ー』で見た農林中金<パートナーズ>長期厳選投資の運用報告書(全体版)のアップデートがありましたので、さっそく見てみます。そういやぁ、最近カンファレンスコールに参加してないなあ。

なお、以下のグラフは全体運用報告書から数字をマニュアルチックに拾ってきて作成したので、細かいところでは間違いがあるかもしれません。予めご了承ください。評価額をもとにした円グラフになります。

また、株数に言及していますが、株式分割(があったとしても)は、あんまり考慮していません。

では2018年から再度。

【2018年


26社、637,900株。評価額$66,886K。

【2019年】



25社、678,900株。評価額$76,849K。


【2020年】



26社、943,600株。評価額$126,560K。


【2021年】



26社、1,454,900株。評価額$237,239K。


【2022年】


29社、2,297,100株。評価額$298,162K。

なんとなくですが、この第5期、あるいは第4期半ばあたりから企業の選定方法が変わったような気がします。もちろんそもそもの“「売る必要のない会社しか買わない」という一貫した運用哲学”から逸脱は全然していないですが、察するに、おおぶねメンバーの考え方が醗酵してきたか、あらたなメンバーが持ち込んだ新たな視点がうまく取り込まれていったのかもしれません。

では最新の第6期。


29社、2,459,900株。評価額$305,868K。

いなくなったのはクロロックス(CLX)で、新たに加わったのがEDWARDS LIFESCIENCES CORP(EW)。EWは私が昔勤めていたヘルスケアの会社の一部事業の競合先です。たしか生体弁が強い会社だ。

ちなみに私が勤めていたその会社は、無茶なM&Aとかやっていて何の会社だかわからなくなってしまった挙句、もうROICとかの数値がガタガタで、株価もさえない状態が長らく続いています。勤めていたころからESPPを通じて購入していた株式をまだずっと持っているのですが、どうしようかなーと考えつつ、いまだ踏ん切りをつけられないままズルズル持っています。

EWはちょっとみたところ比較的ROICとかの数値は安定していますね。きちんとした特徴が備わっている医療機器会社ということでしょうか。

調整的な増減を除くと、大きく株数を伸ばしたのがコパート(CPRT)。いや、あまりにも増えていたから調べてみたら、昨年の11月に株式分割があったみたいです。それを除くと・・・

わーお、マコーミック(MKC)が増えていますね。なんでだろう。「塩足らん」状態だったんだろうか。

The 3rd Man's  Fundの組み入れNo1企業ではあるものの、個人的にはReckit Benckiserの食品事業(RB Foods)買収以降、ちょっともたついているなあ、という印象で・・・。そのビジネスモデルと成長の可能性が高く評価されているのかもしれません。 

ちなみにMKC9月から新しいCEOが誕生するようです。 

ディズニー(DIS)もけっこう増えています。MKCと合わせ、株価がもたもたしているうちに集めとけ、ということでしょうか。 

メトラー・トレド(MTD)、SPグローバル(SPGI)、コストコ(COST)、ジャック・ヘンリー(いつもなぜかお酒の会社と勘違いしてしまう名前・・・JKHY)、チャーチ&ドワイト(CHD)、ナイキ(NKE)、ゾエティス(ZTS)、シャーウィン・ウィリアムズ(SHW)、アジレント(A)も、そこそこ保有株式が増えています。個人的にはここらあたりの企業の選別のされ方に新たな息吹が感じられます。 

一方で、目立って減ったのがディア(DE)、エコラボ(ECL)、それから、ああ、ローリンズ(ROL)。ムシの居所が悪かったんでしょう。 

なおECLとローパー(ROP)はその後どうやら全売却されたようです。ROPはなぜだろう。

情報開示:農林中金<パートナーズ>長期厳選 おおぶねは、2018年秋より積み立て投資中

0 件のコメント:

コメントを投稿