2019年11月3日日曜日

『いざ・波』の2019年10月

来るべき(すでに到来済み?)日本での少子高齢・多死社会を見据え、一見ネガティブに見えるその潮流を逆手にとって資産を築くことを目論んで設定された『いざ・波』ファンド。

令和元年十月の結果を確認します。11/01(金)時点での数字です。

なお『いざ・波』の名前の由来はこちら



ウォーターフォールのグラフのデータを誤って消失してしまったので、今月は数字のみ。


先月末の時価:JPY 10,642,600
今月末の時価:JPY 10,982,400

今月も、いっさい売買アクションは無し。The 3rd Man's  FundよりもBuy&Hold傾向が強くなっています。一社、獲得を検討中の企業がありましたが、株価が上がってしまったので、現時点で関心なし。

ポートフォリオは以下の通りになっています。




『いざ・波』に関していうと、計5企業で構成し、そのうちの3企業がポートフォリオの7割程度を占めるのが理想です。

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アイアールジャパンの四半期決算は個人的に良い内容だったと思います。その決算短信を読んでいて気になったのですが、10月に外為法の改正の閣議決定がされていたのですね。“現在10%以上としている出資の事前審査を1%以上に 引き下げ、役員選任や事業譲渡の内容についても事前審査の対象となるとの報道が出て”いたのだとか。

いろいろ理由は想像できますが、長期的にみると、日本の経済活動からダイナミズムが奪われるのではないかと心配します。

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昼食をとりに、会社の近くにある以前から気になっていた定食屋さんに初めて行きました。で、ドアを開けてびっくり。店内に響き渡るジャズと、壁一面にあるジャズのLPレコード。

察するに、以前はジャズバーか、ジャズ喫茶だったらしい。

かかっていた曲が気になったので、Shazamというアプリ(いやあ、便利な世の中になったもんだ)でしらべてみると、デクスター・ゴートンの『OUR MAN IN PARIS』に収録されている『STAIRWAY TO THE STARS』だった。

実に久々にタワーレコードを訪れて、そのCDを購入。芸術の秋ですぞ。夜が長くなる季節のジャズは、やっぱり60年代の頃のブルーノート・レーベルのものがいい。




この定食屋さんは、味もなかなかよく、大学が近いからかお値段も安く、サーブしてくれたお姉さんはとても愛想が良かったので、月に一回は行こうかと思う。それでそのときかかっているジャズが気に入れば、CDを購入しよう。こうして徐々にジャズのレパートリーを増やすのだ。

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そのタワーレコードで、グレン・グールドのCDが1,000円以下でたくさん売られていた。試聴して、そのイントロ部分の美しさにノックアウトされ、以下のCDも合わせて購入。






蓼科だか那須あたりの秋から冬にかけての景色を窓の外に望みながら聴くと、素晴らしいだろうな。

しかしなんといっても、深まる秋に聴く一枚はこれです。







ぼんやりと窓の外の景色を眺めながらこのグールドを聴くと、ゆるやかに自分自身が消失していく感覚にとらわれます。

生涯最後に聴く一枚を選べといわれれば、迷いなくこのCDですね。LPと言いたいのですが、もうレコードプレーヤーを持っていないのです。

季節はできれば秋がいい。もしくは梅雨の時期。春と夏には聴けない、さすがに。

Appendix







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