2019年11月8日金曜日

サードマンの収入明細(2019年10月)

我が家の3番目のProfit Center、サードマンの収入のアップデートです。なお配当履歴のページも更新しています。サードマンの由来はこちら

黄色は新規獲得、青は放出、紫は一部放出、緑は追加獲得

今月はアッヴィ(ABBV)を放出し、フロントドア(FTDR)とレストランブランド・インターナショナル(QSR)を獲得しました。

第4四半期の定期獲得は、11月になります。以前は12月だったのですが、一年間の配当金の再投資を12月にすることになったので、少しだけ定期獲得の時期をずらします。すでに株式の選定済。

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私が住んでいる地域も台風が猛威を振るいました。台風に限らず毎年(毎四半期といったほうがいいか?)のように自然災害が列島のどこかで発生しますが、自分の住んでいる地域でそれらに見舞われると、こちらも顔つきが変わりますね。

これらの台風で、昨日まであたりまえだった日常が一変してしまった方々も多いと思われます。心からお見舞い申し上げます。

なんとも言えないのは、いったん台風が過ぎ去ってしまうと、キンモクセイの香りに包まれた素晴らしい秋の一日が何事もなかったかのように訪れることですね。列島では、喉元さえ無事に過ぎれば、自然が織りなす素晴らしい四季折々の季節の変化を楽しめるのです。温泉付きで。

極楽浄土ですな。

しかし運が悪けりゃ、長年にわたって築き上げてきたものは雲散霧消。

そうであれば、神や仏は、今回の災難も喉元を無事に通り過ぎてくれと祈る対象になっちまいうのも仕方がないし、「いま、この瞬間」を楽しもうというメンタリティになりがちですわな。

列島人に長期的な思考や目線が苦手だったり欠落しがちなのも、むべなるかな。

この長期的思考・目線の不毛の地に株式による長期投資を根付かせるのは、湿地帯にバベルの塔を立てようとするがごときなのかもしれぬ。

株式投資も「いま、この瞬間」的な手法が主流ですね。

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子供が小さいとスポーツ観戦(TV)の時間がとれない。結局、ラグビーのワールドカップは一試合も観られなかった。腹が立ったのでわざわざ有給休暇をとって、メジャー・リーグのワールドシリーズ第六戦を試合開始から終了までBSで堪能しました。私はナショナルズやアストロズのファンでもないのですが・・・

日本のプロ野球のポストシーズンなど、知ったことではない。なにやら阪神が出ていたみたいだが。

クライマックスシリーズってのは、列島ならではのイベントかなと思います。長期的な目線を持つためには歴史や記録を尊重しなけりゃならんのですが・・・いまの制度だとペナントレース143戦の勝敗の積み重ねが、ないがしろにされている。ペナントを取れなかった球団が日本一なんて、そんなのちゃんちゃらおかしいぜ。でも多くの人にとっては、「いま、この瞬間」のイベントが盛り上がればいいんでしょうな。

この過去の実績をチャラにしがちな姿勢(悪気はないのですが・・・)が、近隣諸国との軋轢の一因かとも思います(あくまで一因)。

ま、よい悪いは別として、そんな気質の国の株式指数は、無邪気に信用できかねますなあ。

【今月読んだ本】



朝、ベランダに出て、抜けるような青空の下でキンモクセイの香りを感じると、夏目漱石の出番です。『硝子戸の中』は、購入してから10年以上本棚に置きっぱなしでした。漱石とグレン・グールドと日本の秋は似合います。そういえば、グールドは漱石の『草枕』のファンだったとか。

『白鯨』は、はまりましたね。名訳を名作で・・・あ、逆か。実際に読み終えたのは9月。

『我らが少女A』は、高村さんの小説の文庫化はいつになるかわからないので、ハードカバーで購入。これもグールドと相性があう、胸を打つ小説。ふーん、合田雄一郎は、”毎年、年の瀬には秩父宮か味の素のどちらかへ足を運ぶ”というラグビーファンだったのか。次回作があるとするならば、ワールドカップを応援しているシーンがあるかもしれませんね。

『神主と村の民俗誌』は、毎日新聞に載った、故・池内紀氏の書評で興味を持ったので読みました。いや、この本も面白かった。おすすめです。吉備高原の中世的な集落とグールドはよく似合う。列島人にとって、宗教は「いま、この瞬間」を楽しむためのイベントなのです。宗教とReligionは別物です。Godと神様が違うのと同じくらい違っています。

『独ソ戦』もよかったですね。タミヤのMMシリーズ好きが高じてヴィットマン中心の第二次世界大戦史をかじったのが中学生のころ。冷戦真っただ中だった当時の戦史は、ソ連側からの情報が乏しかったので、ずいぶん偏ったものだったらしい。つぎは大木氏の描いた砂漠の狐の本を読んでみたいですね。

というわけで、グールドと読書三昧な神無月でした。

情報開示:とくになし

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