2019年9月8日日曜日

サードマンの収入明細(2019年8月)

我が家の3番目のProfit Center、サードマンの収入のアップデートです。なお配当履歴のページも更新しています。サードマンの由来はこちら

黄色は新規獲得、青は放出、紫は一部放出、緑は追加獲得

ヘッジファンド業界の「白いキツネ」、ビル・アックマン氏のポートフォリオにバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)が加わったみたいです(参考記事:『Hedge fund manager Bill Ackman reveals a new stake in Warren Buffett’s Berkshire Hathaway』)。

なんじゃそれって感じですね、どうでもええんやけど。

彼とウォーレン・バフェットってどういう関係だったかなと久々に川上譲氏の『リスクテイカーズ』(日本経済新聞出版社)を紐解いてみると、どうやら彼はオマハの賢人を尊敬しているようです。

ちなみに彼もユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)のポジションは解消したみたいですね。

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この『リスク・テイカーズ』には、世界最大のヘッジファンド、ブリッジ・ウォーター・アソシエイツの創業者、レイ・ダリオ氏も登場します。最近彼は世界経済や株式投資の行く末に危機感を抱き、警告を発しているようです(例『世界最大のヘッジファンド創業者、利下げなら"金"に投資することを支持』by Business Insider)。

おまけに経済新聞等も逆イールドや米中の軋轢がどうのこうので景気後退か!?とか騒いでいますしね。

それで、よーし景気後退だ、金(ゴールド)の比率アップだ!とか、ダリオの全天候型ポートフォリオだ!とか喧伝している人もいますね。

でも『リスク・テイカーズ』には、ダリオの思想の根底としてあるものに:


現実に即して自らの力で思考し、また現実に立ち返っていくこと。


が挙げられています。どうにも「自らの力で思考」の部分が欠落しているように見受けられます。そういう記事を見かけたらどうすればいいのだろう。泣けばいいのか、笑えばいいのか・・・ダリオさん、教えてくれ。

ちなみに『リスク・テイカーズ』が書かれた時点(出版は2014年)でも、ダリオ氏は金をイチオシしていました。

私は、同書のバフェット氏のパートで紹介されていた、バフェット氏の2014年の株主への手紙からの引用である、


マクロの意見や他人の市場予測に耳を傾けるのは時間の無駄です。いや、本当に大切なものをぼやけさせてしまうという意味で有害でさえあります。

という(バフェット氏の)投資の基本をしっかり遵守でいきます。ミスターマーケットを担ぎ上げる連中に踊らされるアホウにはなりたくない。

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またまた盆踊りにいってきました。今年はこれで3か所目。

ムスメ(4.5歳)が躍るアホウなのです。




私が住んでいるあたりの祭りには、私が勝手にトウゴウさんと(心の中で)呼んでいる、白髪を短く刈り込んだ初老の男性が必ず参上し、櫓の上に陣取る。

いつも浴衣をきりっと着こなし、小学生たちが太鼓をたたいている傍らで、定規で線を引いたような姿勢を保ちながら、祭りの様子を見守っている。なにかを食べていることはない。せいぜいお茶を口に含むばかりである。

多くの祭りの関係者っぽい人たちが彼にあいさつに行っているが、私は彼が笑っているところをついぞ見かけたことがない。ときおり手短に口を開いたりしているが、せいぜい「よかろう、引き受けよう」くらいしか言っていないように見受けられる。

なので、私は彼をトウゴウさんと呼ぶ。

お盆も過ぎたころのニッポンの夏の夜の盆踊り。人々は輪になって踊り続ける。浴衣を着たおばさんたち、綿菓子片手の子供たち、ちらちら異性の同級生のほうをうかがう高校生たち、親密な雰囲気の老夫婦、週末出勤の帰りに耳に入った太鼓の音に誘われ、矢も楯もたまらずスーツ姿で輪に加わる艶っぽいお姉さん。

汗とアルコールと駄菓子のにおい、過行く夏への満たされざる想い、踊り続けることによる陶酔、闇にうごめく隠微な性欲・・・これらが混然と入り乱れながら輪になって夜空へと舞い上がり、祭りの盛り上がりが頂点に達するその瞬間・・・太鼓の音頭を取っているのは間違いなくそのトウゴウ氏なのである。

そして彼が太鼓のバチをそっと置くそのときに、夏は終わりをつげ、風が立つ。

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というわけで私に関しては夏は終了。まだまだ残暑厳しいけど。

それにしても8月は仕事が多忙なうえに、法事や実家への帰省、海水浴にお祭りとてんてこまいだった。結果今週はムスメもムスコ(1.1歳)も熱を出しやがった。はしゃぎ過ぎましたな。

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今月読んだ本




「ルール?」
「かたちあるものと、かたちないものと、どちらかを選ばなくちゃならないとしたら、かたちないものを選べ。それが僕のルールです。壁に突きあたったときにはいつもそのルールに従ってきたし、長い目で見ればそれが良い結果を生んだと思う。そのときはきつかったとしてもね」

村上春樹 『偶然の旅人』

ずいぶん以前に読んだのですが、久々に再読。現在『白鯨』も読んでいるのですが、あちらは酒に例えると強いウイスキーのようなものなので、ちびりちびりと味わっています。で、チェイサー感覚で『東京奇譚集』を読みました。『品川猿』がきますね、個人的に。名前を盗られない人生を歩まないと。

情報開示:とくになし

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