持っているリソースをどのように配分すれば、E(資産)に対するR(利益)をマックスにできるかを考えるのが、経営者の仕事だ。
村上世彰 『生涯投資家』 文藝春秋村上さんに限らず多くの方々が、経営者の仕事とは、資産(人を含む)のアロケーションとおっしゃられています。
私は、これは一般人にも当てはまると考えています。収入や資産をいかにして生活や娯楽等に振り分けるかは、とても大事なことです。そのうえ投資を行うとなると、さらにキャピタルアロケーションの重要度は増します。
これに付け加えて一般人が注意を払わなければならないのは、『時間』というリソースの割り振りです。独身ならまだしも、家族、特に幼い子供たちを抱えるとなると、お金はもちろんのこと、時間のアロケーションの重要度も指数関数的に増します。
最近は、持っている時間をどのように配分すれば、Eに対するRをマックス(と言い切る自身は全くないのだが。ここのところは、その逆のトレンドやし)にできるかを真剣に考えねばならなくなっています。
というわけで、金銭的なリターンというより時間的なリターンを意識して、またもやThe 3rd Man's Fundの構成銘柄を一つ減らしました。対象となったのはジェニュイン・パーツです(GPC)。
GPCは2014年の5月に獲得し、約5年間せっせと配当金をGenerateしていただきました。
Yahoo Financeより、GPCの過去5年間の株価推移。赤丸が獲得の大まかなタイミング。 |
GPCは62年連続増配当企業です。車社会である米国ならびにオーストラリアを中心に、その社会のインフラを支える必要不可欠なサービスを展開する、よく言えば安定的な、悪く言えばワクワク感のない企業です。
私としては、投資にワクワク感を求めていないので全く問題はないのですが、先に述べたように投資に費やす時間をリストラするために放出対象になってしまいました。
ここは自動車部品関連とMi Industrialsだけに絞ったほうがいいんじゃないかなあ、と前々から思っていたのですが、オフィス用品関連事業の売却はうまくいかなかったようだし・・・。
ま、しゃあない。
保有期間中の配当金の合計は$209.72でした。
さて、上記の放出で得た資金を元手に、アルトリアグループ(MO)を追加獲得しました。これはもう純粋に配当率に惹かれてのことになります。恐れ多くもモルガン・スタンレーさんがミスター・マーケットに値引き交渉をしていただいたようですし。
同社に対して今後さらなる投資をするかどうかは、2018年度のアニュアルレポートを読んでから慎重に判断したいと考えています。
情報開示:この記事を書いている時点でMO378株保有
このブログでのGPCの記事はコチラ、MOはコチラにあります。
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