ここは血なまぐさく暴力的な世界です。強くなくては生き残ってはいけません。でもそれと同時に、どんな小さな音をも聞き逃さないように静かに耳を澄ませていることもとても大事なのです。おわかりになりますか？ 良いニュースというのは、多くの場合小さな声で語られるのです。我が家の3番目のProfit Center、サードマンの収入です。なお配当履歴のページも更新しています。サードマンの由来はこちら。
村上春樹 『ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編』 新潮文庫
2月は我が家でひとつのCost Centerが誕生しました。そのおかけで私は奥さんの実家に囚われの身となっています。
そこでせっせとユニ・チャームのオムツを変えたりしているのですが、なんせ慣れないところに、そばから嫁やめんどりみたいな義母の指導が入りたいへんです。やれきちんと拭き取れていない、足を持ち上げすぎ、オムツの位置が低すぎる等々・・・
まるで免許取れたてで首都高を運転中に、同乗者からあれこれやかましく運転にケチをつけられるような心境であります。おまけにひたすら足をばたつかせ泣き叫ぶ娘・・・
いやはや、まったくもう、これじゃ耳をふさがないと良いニュースが聞こえないじゃないか。
The 3rd Man's Fund関連で、当ブログでまだ取り上げていない2月の良いニュースは以下の通り。
アボットラボラトリーズ(ABT) 9.1％
コカ・コーラ(KO) 8.2％
増配です。ほかにもあったかなあ？
KO大丈夫か？ 以前にキャッシュフローを追いかけた時には2014年度の途中だったので、今回あらためて2014年度末までの5年ごとの動向、および負債の推移をまとめてみました。数値は各アニュアルレポートからとってきています。
今年度のKOの投資キャッシュフローの増加はキューリグ・グリーンマウンテン(GMCR)になにやら投資しているみたいです。GMCRはJMスマッカー（SJM)とも協力していますね。なんか興味が出てきたので、時間があったらGMCRを調べてみます。
情報開示：この記事を書いている時点でKO355株、ABT108株、XOM30株、EMR30株保有
PGお持ちなのに、ユニ・チャームですか？（笑）
返信削除株主としてついでにパンパースにしようという気にはならないのは、投資と私生活を完全に分けてる感じでしょうか。
あと、ABBVをお持ちですが、Kさんは長期的に安定したキャッシュフローを重視しているのに、どうして研究開発型のハイリスクハイリターンのABBVを買いましたか？
返信削除こんにちは。我が家の生活必需品のチョイスに関しては、私の権限の及ぶところにはございません。たまたま一回目の買い出しの際に安売りしていたのではと思います。ABBVは「アブビー(ABBV)増配当発表 －2014－」 という記事に理由を書いています。ABBV、抗悪性腫瘍剤（ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤）イブルチニブを扱うファーマサイクリックスを買収するというニュースが出ていますね。例によって私には、なんぼのもんかよくわかりませんが。
削除確かにこの前ABBVの記事がありましたね。
返信削除失礼しました。
JNJについてですが、Kさんは業界人としてのバイアスがかかって買った部分は大きいですか？
例えばKさんが石油業界の関係者であっても、JNJの情報やデータを見て最有力銘柄として買ったと思いますか？
JNJを獲得した理由は2014/10/28の記事で述べていますので時間があればご確認を。2012年ころのJNJ、およびその少し後のWMTは、当時けっこう遺物(Lost)扱いされておりました。現在のMCDやKOへの風当たりに近かったかな、そこまでなかったかな。結果的に私にとってはLost ＆ Found的銘柄になったかもしれません。
削除私が現在の業界にいて学んだ大切なことは、diabetes x smoking = Lost & Not Foundということですね。