我が家の3番目のProfit Center、サードマンの収入のアップデートです。なお配当履歴のページも更新しています。サードマンの由来はこちら。
黄色は新規獲得、青は放出、紫は一部放出、緑は追加獲得 |
10月は動きなし。
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Send word to Giedi Prime to begin selling our spice reserves.But slowly... We don’t want the price to fall.You have no idea how much it cost me to bring such a force to barrier.Now I only have one requirement.
Income‼映画『DUNE/デューン 砂の惑星』より、ハルコンネン男爵のセリフ
芸術の秋です。
久々に映画館まで足を運びました。仕事休んで家族に内緒で・・・
そろそろコロナがシリアスになってくる直前に『アイリッシュマン』を観にいって以来の映画館となりました。もちろんIMAXです。
かなり原作に忠実に・・・というか敬意を払われて作られた映画で、主要キャラクターの男女が入れ替わっていたりしましたが、違和感がまったくなかったです。
この圧巻としか言いようのない世界を体感しないともったいないですよ。家で小さいモニターで観ても意味がありません。ぜひIMAXシアターに足を運んでみてください。私もあと一度は映画館に行こうと考えています。
ただひとつ私のイメージと違ったのがハルコンネン男爵。いくらなんでもあそこまで不気味な存在にしなくてもよかったんでは、と思わないでもない。あれじゃ、歩く男爵イモやで。あ、歩いてないか、浮かんでたな、あれ。ま、狙いはよくわかるけど。
原作を読んで仕入れたウンチクを披露しますと、惑星アラキスで産出される特殊なスパイス「メランジ」(スパイスというより、ある種の覚醒剤といったほうがいいかもしれない)を独占的に扱うことで長年暴利をむさぼってきたハルコンネン家は、宿敵アトレイデス家を倒すため、その利益の約50年分の資金を投入して、練りに練った大規模な奇襲攻撃を仕掛けています。
なのでハルコンネン男爵は、そのコストを回収するためIncomeにこだわっていらっしゃるのです。
個別銘柄の株式投資をしておられる方で、私のような考えることが苦手な人は、なにはともあれハルコンネン男爵と同じく、まずはIncomeに注視すればいいのでは、と思います。Income=profit、Income=Cash Flowであります。
そしてまっとうで持続的なIncomeがあれば、その企業で働いている人のIncomeも充実します。日本が貧しくなっているのは、十分なIncomeを得ていない企業や団体がいろんな補助を受けて存続しつづけるところにあると思います。
ですので、きちんとIncomeを得ている企業を能動的に選別し(Passiveはあかんで)、その株式に投資をするというのは、日本社会を良くする善き行いなのです。ですので投資家の皆さん、どんどん映画館に足を運んで、ハルコンネン男爵と一緒に腹の底から
INCOME!!
と唱和しましょう。
ただし・・・そのIncomeは持続しないと意味がありません。
冒頭のハルコンネン男爵のセリフはこう続きます。
So, squeeze, Rabban. Squeeze hard.
ええか、ラッバーン(男爵の甥)、絞れ、徹底的に搾り取るんやで。
そんなことを言う経営者がどのような運命をたどるかは、いずれ公開される映画『砂の惑星part II』でとっくりと鑑賞いたしましょう。
ですので、なおさら上映中の『砂の惑星』を観にいくべし、です。四季報なんぞ睨んでいる場合ではない。今週末は、IMAX Theater near youで過ごそう。
【10月に読んだ本】
『砂の惑星』は映画公開の直前に読み終えました。私が高校の頃に旧訳で一度読み通したことがあるので、約三十五年ぶりくらいの再読となります。遥か未来の宇宙を舞台にした壮大なスケールの宮廷・活劇を、抑制のきいた語りで描いているこの小説。しっかりと理解するには、いまの私ぐらいの年齢の方がいいかもしれません。
この小説を読むか、はたまた映画を観たりしたら、はるか昔・銀河系の彼方で繰り広げられた光と影のサーガなんぞ、ちゃんちゃらおかしくって観てらないですよ、まじで。
それから金田一耕助もいいですね。いまさらながらハマったかもしれん。『獄門島』、『本陣殺人事件』ときて、さて次は何にしようか。
ちなみに映画やドラマ等で金田一を演じた役者さんは数多くいらっしゃいますが、古谷一行や石坂浩二が有名どころですね。みなさんにとっては、どの役者がイメージにぴったりでしょうか。最近では長谷川博己がNHKの『獄門島』で演じていて、私も録画しっぱなしだったのを観てみたのですが、ありゃ、ちょっとなあ。
個人的には、『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』を書かれたヤマザキOKコンピュータ氏が、けっこう金田一像にハマるなあ、と思ったりします。
立花隆の『サピエンスの未来』も、これまた面白い。途中からなんだか『2001年宇宙の旅』みたいでしたな。スティーブン・ピンカーの『21世紀の啓蒙』(橘明美+坂田雪子・訳、草思社)、ロバート・ライターの『なぜ今、仏教なのか』(熊谷淳子・訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)、管賀江留郎の『冤罪と人類(ハヤカワ・ノンフィクション文庫』あたりを読んで、哲学や宗教は、人類の進化と社会環境の変化のGapを埋め合わせるツールかなあ、と考えていたのですが、『サピエンスの未来』を読むと、またちょっと違う側面も見えてきたりして、まあ、しがないおっさんが考えても仕方がないことではあるかもしれないけど、興味は尽きないですね。
情報開示:とくになし
サウンドもすごいです。
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