我が家の3番目のProfit Center、サードマンの収入のアップデートです。なお配当履歴のページも更新しています。サードマンの由来はこちら。
黄色は新規獲得、青は放出、紫は一部放出、緑は追加獲得 |
8月はフロア&デコア(FND)を新規獲得しました。
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ここのところめっきりと涼しくなってきました。夏が終わりますね。
すこし旅行にも行きましたが、小さな子供連れなので、泊まるところといえば子供向けプールがあるようなところばかりです。そこでエンドレスの「も一回」攻撃をあびて、ひたすら水が流れる滑り台を子供とすべったりするので、私的には休暇とは程遠いですなあ。
やっぱり旅は各駅停車の列車に乗って、人里離れた秘湯をめぐるに限る。そのような場所で一人静かに沈思黙考し、明鏡止水の境地に達すれば、きっと私にも投資するに値する、価値を生み続けるワイドモートな企業を見つけ出せるであろう。
でも現実はプール付きホテルです。なので、ろくでもない判断ばかり下す破目になる。というわけで、今後も私の投資は期待薄。
しかし子供二人とも車酔いがひどいので、レンタカーなのになぜか各駅停車になってしまうのはなんだかなあ。
今年の夏も、花火大会と盆踊りなしだった。来年はどうだろう。
【8月に読んだ本】
「種の起源」面白いですね。じっくり2か月くらいかけて上巻を読み終えました。生物と企業の進化はけっこう被っているところも多いのでは、と思います。同書でよく引用されていた「自然は飛躍せず」という格言ですが、「企業は飛躍せず」も当てはまると思います。飛躍するのは株価であって、企業そのものはそうではない。そのギャップをうまく見つけられれば・・・と思うのですが、なんせ秘湯に行けないので無理ですわ。
南雲の全軍歴が彼をこの局面にみちびいていた ー 機動部隊司令官としての比類ない地位、山本から受けてきた冷淡な支援、真珠湾の失敗とされるものにたいして彼が耐えてきた批判。攻撃の必要性と兵力の温存の必要性のきわどいバランス。ミッドウェイへの第二次攻撃は日本艦隊にたいする環礁の航空攻撃をやめさせるために必要だという彼の確信。南雲には下さねばならない多くの重大な決断があり、決断を下す時間はごくわずかしかなかった。イアン・トール 『太平洋の試練 下』 村上和久・訳 文春文庫
『太平洋の試練』は、こりゃ、もう、むちゃくちゃ読むのに没頭しました。子供の頃、よく太平洋戦争の本を読んでいたけど、ほとんどが日本人の著者による日本側から見た体験記だったので、けっこう私にとって新鮮な情報が多かった。たとえば真珠湾攻撃の際、ハワイ市民と目が合った日本人パイロットが申し訳なさそうな笑みを浮かべたとか、奇襲攻撃後の湾の阿鼻叫喚な状況とか。
あと、失敗の本質的な本が書かれるのは、えてして現場から時と場所を遠く離れたクーラーのきいた快適な部屋だったりするからなあ・・・という感想を持ちました。
米国の暗号解読チームの派閥争いもなかなか。
来年の夏はガタルカナルからサイパンまでだな。
ちなみに作者のイアン・トール氏は、11歳から14歳(1970年代後半から80年代前半)のあいだ、東京に住んでいたとのことです。その後投資銀行で働いていたとのこと。名著『日露戦争、資金調達の戦い』を書いた板谷敏彦氏もヘッジファンドを率いていた経歴があったので、投資と歴史の研究って共通点が多々あるのかもしれない。
情報開示:この記事を書いている時点でFND23株保有。
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