ということは、この著作のほうが、『君主論』や『政略論』以上に、当時は受け入れられたということです。それなのに、五百年後の今日、バートランド・ラッセルの言を待たなくても、彼の代表作は、彼の死後にしか印刷されなかった『君主論』と『政略論』です。時代から受け入れられる度合いが強ければ強いほど、時代遅れになる危険性を内包している、という例の一つかもしれません。
塩野七生 『マキアヴェッリ語録』の前書きである『読者に』より 新潮文庫 *“この著作”とはマキアヴェッリ著の『戦略論』、“彼”とはマキアヴェッリ、のこと
今年は寒くなるのが早いような気がします。寒いのが苦手な私としては、温暖化のやつ、しっかりしろよ、ただでさえ嫌われてんだからさあ、と言いたくなります。
我が家の3番目のProfit Center、サードマンの収入のアップデートです。なお配当履歴のページも更新しています。サードマンの由来はこちら。
日曜日の朝、僕は九時に起きて髭を剃り、洗濯をして洗濯物を屋上に干した。素晴らしい天気だった。最初の秋のにおいがした。
村上春樹 『ノルウェイの森(上)』 講談社文庫
もう11月です。開け放ったベランダの窓から漂ってくるのはかなり深まった秋のにおいと洗濯物のアリエールの残り香ですね。すでにプロクター・アンド・ギャンブル(PG)はFY18の第一四半期の結果を発表してしまっているのですが、今更ながらにPGのFY17のレビューをしてみます。