そうか・・・ハートのエースはマコーミック(MKC)だったか。
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アボット(ABT)が糖尿病関連で画期的な製品を出していますね(参考記事、日経デジタルヘルス『「採血なし血糖自己測定」、糖尿病診療をどう変える?アボットの「FreeStyle リブレ」、いよいよ日本上陸』)。米国でも承認取れたっぽい。
これ、けっこうすごいんじゃないか。ABTは、画期的な新製品を上市してくる確率が高いですね。
☆☆☆
最近、日が暮れるのが早くなってきました。
この時期は、開け放した窓から入り込んでくる密やかな秋の気配を感じつつ、ソファに身を沈めてスコッチ片手にグレン・グールドが演奏するピアノソナタを聴きます。そして暮れなずむ空に浮かぶ月を見上げていると、至福のひとときを過ごせます。
スコッチを燃料とした私の魂は、北朝鮮からのミサイルだの、衆院選挙だの、積み立てNISAの申し込みだの、そういった俗にまみれた地表から離脱し、成層圏を突破して更なる高みへと飛翔を続けます。
しかし、そろそろ補助エンジンを切り離さんとする頃合いに、やたらとテンポの速い軽快な足音とともにムスメ(2.5歳)が現れることゴブリンのごとし。ソファーの前に仁王立ちで声高らかに宣言します。
「こ・れ・じゃ・な・い」
というわけで、「アンパンマンのマーチ」を大音量で浴びながら、月を見上げてヤケ酒モードの今日この頃です。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
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しかしムスメの守備範囲を超えたところでは、少ない自由時間をやりくりして芸術の秋モードなのです。
今月観た映画:『ダンケルク』
モデルグラフィックス誌片手にタミヤのミリタリーミニチュアシリーズに熱中した中学時代を過ごした私にとって、ノルマンディーやエル・アラメイン、クルスクといった地名は、猫にまたたびのようなものです。避けて通ることはできません。
当然『ダンケルク』を上映中の映画館の前を無事素通りすることなど、できない相談です。
この映画を一言で表すと、容赦なき圧迫感といったところですかね。けた外れに素晴らしかった。私のオールタイムベスト映画(劇場で観たバージョン)のトップ5に入るのは、ほぼ間違いないでしょう。
えっ? ダンケルクという言葉の意味が分からない?
あのね、キミ、株式投資なんかやる前に、もう一回中学から人生やり直しなさい。
・・・すみません、いや、なんせ、ヤケ酒モードなもんで。
ちなみにこの映画、IMAXで観ないとソンします。
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今月読んだ本:
私はスパイです。将来の特命に備えた冬眠中の諜報員であり、秘密工作員。二つの顔を持つ男。
ヴィエト・タン・ウェン『シンパサイザー(上)』上岡伸雄・訳 ハヤカワ文庫
本屋さんでひとめぼれした本。
持論ですが資産運用関係の書籍とスパイ小説は、抑制が効いた格調高いもの(つまりはスコッチ片手に読めるもの)でないといけません。それらを満たした本書は実に久々に読み応えのあるスパイ小説で、出版社も単行本と文庫本を同時発売という力の入れようです。さすが早川書房、粋なことをやるものです。
で、本書の主人公による、女性に話しかける(口説く)ときの5つの原則というのがとても参考になります。もっと早く知っておきたかった。私は根が親切なので、男性読者の皆様にシェアしておきます。
ラナの隣に座り、何も考えず、私はただ本能と三つの原則に従いました。女性に話しかけるときに私が心がけている最初の三つの原則 - 許可を求めるな、こんにちはと言うな、彼女に最初にしゃべらせるな - です。ラナというのは、主人公(25歳)のそのとき立場からみて、けっこう無理目な女性のことです。ホテルでのラウンジのシーン。
私は音楽に負けずに話ができるようにと身を乗り出し、彼女に煙草を差し出しました。第四の原則 - 女性に私以外の何かを拒む機会を与えろ。そして、とどめの第五の原則は・・・当ブログ経由で本を買ってご自身で読んでくださいね。
・・・すみません、いや、なんせ、ヤケ酒モードなもんで。
当ブログに格調高さを求めてはいけません。
情報開示:この記事を書いている時点でABT161株、MKC101株、MO286保有
といいつつも教養と知性にあふれる貴ブログが大好きです!
返信削除(皮肉ではないです)
ありがとうございます。ぼちぼち書いていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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