家に帰って女房にその石塀の話をすると、彼女は「雨があがったら、みんなまたすぐに同じものをつくるわよ」と笑って言った。「でもさ、いくらなんでも少しは考えるんじゃないかな、大雨に弱いことがわかったんだから」と僕。「あなたはギリシャって国がまだよくわかってないんじゃない?」と女房は言う。「そういう国なの。良い悪いじゃなくて、正しい正しくないじゃなくて」我が家の3番目のProfit Center、サードマンの収入です。なお配当履歴のページも更新しています。サードマンの由来はこちら。
村上春樹 『遠い太鼓』 講談社文庫
日本人にとっては、代表する政府が借金返済不能に陥るということは、どれだけのインパクトをもたらすのだろうか。
街中から現金は枯渇し、失業者が増え、インフレに襲われ、ごみ収集車が来なくなるといった不便はさておき、精神的にどうなのでしょう。
世界に大恥をさらしたといってなぜかセップクする人や、諸外国に卑屈になったりする人や、極度に自虐的になったりする人が多数なのでしょうか。
それとも案外したたかに、だからなんなんだよ、そりゃ多少不便だよ、でもしょうがない的な感じで、日々のささやかな出来事に一喜一憂しながら生活していく人が多数なのでしょうか。たかだか70年前に日本人は無条件降伏をうけいれたこともあるのです。
ギリシャのふつうの人びとの日常が今後どうなるのか興味があります。日本にいるとなかなか実情はわからんのでしょうね。
2015/7/10の毎日新聞朝刊より |
個人的には右のニュースの方がびっくりです。
むかし、藤巻健史氏の本を読んだとき、何が怖いって売りたいときに売れない流動性のリスクが一番怖いから、新興国には手を出さない方がいい、やるんなら新興国の通貨や企業の株式ではなく、そこで儲けている先進国の企業の株式にしたほうがいい、みたいなことが書かれてありましたが、まあそうなんでしょうね。
毎日疲労困憊です。もうすぐ夏ですな。バカンスのシーズンですね。でもしばらく縁はなさそうです。
情報開示:特になし
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