「いいえ、もう極まったの」 彼女は明らかに答えた。今まで自分の安心を得る最後の手段として、一日も早く彼女の縁談が纏まれば好いがと念じていた僕の心臓は、この答えと共にどきんと音のする浪を打った。そうして毛穴から這い出す様な膏汗が、背中と腋の下を不意に襲った。千代子は文庫を抱いて立ち上がった。障子を開けるとき、上から僕を見下ろして、「嘘よ」と一口判切云い切ったまま、自分の室の方へ出て行った。
夏目漱石 『彼岸過迄』 新潮文庫我が家の3番目のProfit Center、サードマンの収入のアップデートです。なお配当履歴のページも更新しています。サードマンの由来はこちら。
昨年の今頃は北東北の温泉巡りをしていました。本当のところは人里離れた温泉で、虫の音を聞きつつ、浴衣で畳の上に寝そべりながら読むのが漱石の小説を愉しむ正しい方法かと思うのですが、いかんせんムスメがまだ小さく、仕事も多忙を極めているので(9月は終電2回逃した)、なかなか優雅な読書の秋とはいきません。
シルバーウィークも近所の公園まで散歩するくらいでした。『彼岸過迄』も文字通り彼岸過ぎまでに読み終えるつもりが、まだちびちびと隙間の時間に読み続けています。
仕事で、お隣、韓国に行く機会がありました。
全然期待していなかっただけになかなか楽しかったです。初めての訪韓だったのですが、外国を訪れてここまで緊張感無くすっと溶け込めるのも逆に新鮮でしたね。週末を挟んだのですが、一人でぶらっと食事をしても、応対してくれる店員さんが皆親切であたたかく、いやはや、結構な韓国ファンになりました。
きれいでスタイリッシュな人も多かった印象です。
まあ正確には韓国に限らず初めて訪問した場所では、きれいな人しか目に入れないという方が正確かもしれません。その辺のフィルターリングの基準は、株式銘柄を選ぶ基準よりもはるかにシビアで正確かもしれない...
でも緊張することなく一人で食事を楽しめるというのもいいですね。
以前中米に出張に行った際、サンドイッチ屋のサブウェイで4番・ファースト・ペタジーニみたいな店員どもを相手に決死の覚悟で注文を通したことがありましたが(四苦八苦している私を見かねた現地版上沼恵美子みたいな
学生向けの食堂のようなところから、ストリートフードまで、いろいろ堪能してきました。ちなみに平日は焼き肉から伝統的な料理までごちそうになって、いや、おいしかったです。とくにオリンピック公園近くのお店の冷麺のダシが何とも絶品。
いちおうこのブログ用にささっと現地のオムツ売り場を撮影してきました。まずはEマート。
これはコストコだったっけか?
次に、中規模の地元スーパー。
キンバリー・クラークのHuggiesが目立っています。これ以外のどこの売り場でも棚を占めるシェアはNo.1でした。へえ、そうなのかあ。
情報開示:これ以上特になし
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