『いざ・波』の2019年9月 －囚人トレ、懲役二年目のプル－

来るべき（すでに到来済み？)日本での少子高齢・多死社会を見据え、一見ネガティブに見えるその潮流を逆手にとって資産を築くことを目論んで設定された『いざ・波』ファンド。

令和元年九月の結果を確認します。9/27(金)時点での数字です。

なお『いざ・波』の名前の由来はこちら。

今月も、いっさいアクションは無し。The 3rd Man's  FundよりもBuy＆Hold傾向が強くなっています。一社、獲得を検討中の企業がありますが、資金のねん出をどうしよう。現在保有している株式は、あんまり売却したくないなあ。

ポートフォリオは以下の通りになっています。

『いざ・波』に関していうと、計5企業で構成し、そのうちの3企業がポートフォリオの7割程度を占めるのが理想です。

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システム・ディがアシックス・スポーツコンプレックスの新規フィットネス事業に施設運営支援システムを導入したと発表していました。

涼しくなってきました。スポーツの秋ですぜ、みなさん。どんどんジムに通って体を鍛えましょう。なんといってもカラダ(健康)っていうのは、個人投資家の一番の資本だ。

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私は公園で体を鍛えます。師ポール・ウェイドの指導に忠実なのです。システム・ディの株主としては、いささか不適当ですが。

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さて、プリズナー・トレーニングを実践している人なら痛感されていると思うが、主に広背筋を鍛えるプル・アップ系のトレーニングがとてもハードである。師に弟子入りしてから1年半くらいになるが、私はThe pull upのステップ２であるホリゾンタル・プルの中級者レベルを未だクリアしていない。

ホリゾンタル・プルのフィニッシング・ポジション

これ、見た目は簡単そうである。

はじめてこれを自宅のキッチンテーブルで試したときには、スターティング・ポジションでにっちもさっちもいかず固まってしまった。ムスメ（当時3歳）がそんな私を見て、「あはは、パパ、さなぎぃー？　それ、さなぎぃー？　じゃ、ワタシはあおむし！」と言うなり、床であおむしの真似を始める。

おかげで我が家のリビングは、前衛的な劇団の舞台と化した。

現時点では、近所の公園の胸より若干低い高さの鉄棒を利用して行っているが、15・6レップス程度で限界、以降は膝を曲げて20レップスまで・・・というのを2セットやっている。

きつい。

股の高さの鉄棒で30レップスｘ3セットの上級者レベルに私が到達するよりも、キリストが復活する方が早いかと思われる。

ただし私のモチベーションは高い。ある日、歯磨きしているときにはっと気づいたのだが、あきらかに背中はもちろん、上腕二頭筋、そしてなにより前腕の筋肉の存在感がおおきく増しているのだ。

私はもともとアメンボのような体形で、ながらく逞しい前腕というのに憧れていた。若かりし頃、プロテインドリンク片手にフィットネスジムに通っていたころは、ダンベルでリストカールを必死にやっていたものだ。まるで効果がなかったが。

それが、鉄棒に斜めにぶら下がるだけで、こんなに効果が出るとは思わなかった。

今の私は、前腕にパワーがみなぎるのを感じるたびに、体を引っ張り上げる1レップ・1レップに慈しみを抱く。モチベーションの衰えようがない。

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師ウェイドの教えによると、各ステップの上級者レベルを満たした後、次のステップに進むことができる。The Pull upのステップ３はジャックナイフ・プルである。これ以降のステップは、体を垂直方向に引っ張り上げるメニューとなっている。

ここで私は師に対し小さな疑問を抱く。

垂直方向と水平方向のプルアップは、両方とも広背筋をメインとした鍛錬方法ではあるものの、別ものとしてとらえたほうがよくないか？

つまりホリゾンタル・プルは、ここら辺の高さ（公園でいくと、ブランコ周りの安全柵か車止めクラスの高さ）のバーを利用した3セット、がラスボス(最近習得したボキャブラリー）で、通常のプルアップとは別にここを目指すというふうに意識を持った方がよいのでは、ということだ。

正直、ホリゾンタル・プルばかりやっていると、飽きてもくる。

というわけで、プル系は2つにわけることにしたのだが、そのジャックナイフ・プル、なかなか適当な場所が無い。動画にあるような台を持ち歩くわけにもいかず、かといって低い鉄棒にぶら下がり、足を地面に着けてやると、脚への力加減が妙に難しく・・・と悩んでいると、近所の公園にある雲梯と滑り台が合体した遊具を見てハッと思いついた。

この三角形のバーに足を乗っけると、いけるのでは・・・

というわけで以下の図の通りに試すと、これがなかなか良い。

個人的に私はこれを、V1プルアップ（体がVの字だから。１に意味はない。格闘技でV1アームロックという技があるので、真似しただけ)と名付けた。

てなわけで、私は週末子供たちと公園に行く。ムスメ(4.5歳)が砂場遊びに熱中し、ムスコ(1.3歳)がベビーカーで寝たタイミングを見計らい、私はおもむろに雲梯によじ登り、V1プルアップにいそしむ。とりあえずの目標は１0レップスｘ２セットだ。

数年後には、きっと私はデビル・ウィングで空を飛んでいるに違いない。

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かように、いったん師ウェイドに弟子入りすると、いろんな想像力をはたらかせ、公園や公道上にある器具を利用する方法を考え始めることになる。皆様方におかれましては、車止め相手にインクライン・プッシュアップをしていたり、長めの下りエスカレーターでストレートレッグ・ホールドの体勢でプルプルしながら降りてくるおっさんを目撃しても、暖かい目で見守ってあげてください。

けっして怪しいものではございません。

Appendix

『いざ・波』の過去の履歴は『適当なる投資家K.の日本株式投資録』をご参照ください。

プロテイン、買う金あるなら、これを買え。