2017年7月9日日曜日

サードマンの四半期レポート (Q2, 2017)

2017年も半分が過ぎ去っていきました。

時は遁走します。逃さず、なんとか味方につけなければなりません。いや、しかし、40も半ばを超えてくると深刻に体力の衰えを実感しますね。平日も午後4時あたりからは、「存在すれども仕事せず」の状態です。

週休2日なんて少なすぎですね。あと一日、いや、せめて半日は休まないと。年間のお休みも、3週間はなにもしないバケーションってのが欲しいですね。それくらい休まんとまともな仕事はできないと思うのだが・・・いやはや昭和の人は週休一日でよくやったなあ。

でも以前に聞いた年配の方の話だと、「昔はなあ、見積もり作って海外に郵送して返事が来るのに数週間。その間は事実上開店休業だったからなあ・・・」。

世の中便利になったので逆に時を取りこぼしそうです。

主要な投資先である米国の、あくまで私が気になる経済指標の期間の動向は以下の通り。

【雇用関連】

失業率の推移は以下の通りです。




サブプライム金融危機を経て、歴史的に低い水準に達しています。直近3か月の対前年比を見ても、前期に引き続きトレンドに異常は見受けられません。

2017年7月8日の日本経済新聞の朝刊記事によると、FRBは失業率は長期的に見て4.6%が適切と考えているようです。うーん、というのにシン・ダイトーリョーは労働力を締めだそうとしているのが懸念。

つぎに、求人に対する失業者数の推移。



失業率同様、サブプライム金融危機を経て、歴史的に低い水準に達しています。データを得られた直近3か月の対前年比を見ても、トレンドに異常は見受けられません。

ここまでのグラフの数値のソースはU.S. department of Laborより。

こうなってくると米国で働く人の賃金は・・・今回は年齢別で見ます。

ソースはAtlanta Fed Wage Tracker(日本語訳はぐっちーさんこと山口正洋氏による)

値は%です。

ここのところ16-24歳の増加率が高いですね。小売業とかの現場でひっ迫感があるのかな。だとしたらAmazonの台頭と人件費増で旧来のブリック・アンド・モルタルは結構厳しいかな。

あと、建築現場とかもそうかもしれない。昔留学していた時、寮の同室だった米国人は、高校卒業してから学費を稼いでたんだ、Constructionでね・・・とか言っていた。あちらの学生はそういう人が多かったです。

注目は25-54歳のレンジが今後どれだけ力強く伸びるつづけるかですね。


直近3か月のOverall(全体)の前年度比も堅調です。3.5%アップが続いています。

【ISM指数】
Source: tradingeconomics.com

先進国ではもはや主流ではない古き良き製造業の指数との比較が何故かできなかったので、主流の非製造業の米国でのISM指数の推移。2010年以降50以上を保っており、直近3か月も異常は認めず。

【住宅関連】

まずは住宅の在庫推移。
ソースはFRED

これ以上古いデータは有料なので未入手。でも複数の記事によると、歴史的に低い水準なのだとか。徐々に増えてきています。

つぎにExisting Housing Sales (新規住宅販売、季節調整済み、年率換算・・・だと思う)。
ソースはFRED
ソースはFRED

これも得られる一番古いデータが2013年。今後の金利動向でどうなっていくかは注視要。金利引き上げにもかかわらず売れるようだったら、非常に米国経済は強いのかもしれない。

業者はそのへんどう考えているか・・・一戸建ての住宅着工許可数をみます。

ソースはUnited States Census 

ソースはUnited States Census 
4月と5月でちょっと足踏み、しかし前年同月比では着実に伸びています。とくにAlertは見受けられず。まあ、まだ人手不足やコスト増の影響はないと思うのですが。

以上の2017年第二四半期において、S&P500指数は期間で2.74%上昇しています。

【ポートフォリオ】

The 3rd Man's  Fundが保有している26銘柄のうち、積極的にフォローする8銘柄(参考記事:八雲立つ -ポートフォリオの変態 その1-)の期間の株価推移をS&P500の指数(グラフの青い太線)と比較すると以下の通りになります。

なお、S&P500と比較するのは、あくまで参考のためであり(大きさを比較するために、化石の写真に写り込んでいる煙草の箱のようなもの)、けっして同指数に対抗しようとしているわけではありません。




この期間中に、Q2の定期獲得として6月下旬にJMスマッカー(SJM)を追加獲得しています。

その結果、ポートフォリオは6月末時点で以下の通りになっています(ハイライトされているのはコア8銘柄。)


ヘルスケアの調子がよかったっぽいですね。JNJ、ABTあたりが好調です。PGが3か月前に比べてランクダウン。あと4327を筆頭に、総じて日本株式銘柄が好調。

期間中、The 3rd Man's  Fundの資産は以下の通りに推移しました。


$ベースでの評価益・Forexともに順風。結果、¥ベースでは新規獲得込みて7.5%増。

次回の定期獲得の予定は9月です。

Invest today, harvest  tomorrow.

ポートフォリオの履歴はこちら

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